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WAN 高速化
TCP のスループットは, 以下で決まる.
- データを送受信する際のバッファ容量「ウィンドウサイズ」
- パケットが通信ホストの間を往復する時間「ラウンドトリップタイム (RTT)
TCP スループット=ウィンドウサイズ÷ RTTウィンドウサイズが大きければ一度に多くのパケットを送れることになるが, Windows 2000/XP でのウィンドウサイズはデフォルトで 16KB (最大 64KB) になっている. もちろん遅延時間の RTT を短縮すれば, スループットは向上するが, 海外拠点を結ぶ WAN などの場合には, 距離による遅延の問題も大きく, スループットの向上にも限界がある
ref: 最適化から始まる, WAN 高速化への道:1MB のファイルアクセスに 10 分—WAN の体感速度が改善しないのはなぜ? (2/3) - ITmedia エンタープライズ
高速化装置
通信のレスポンスを決める要素は大きく 3 つ.
- 遅延
- 1 回のやり取りで送信するデータ量であるウインドウ・サイズ
- アプリケーションのバースト転送性
遅延の影響を受けやすいアプリケーションが存在する. その代表格は, 米マイクロソフトのファイル共有プロトコルの CIFS や,データベースに使われる Microsoft SQL などのアクセス.
高速化技術
キャッシュ
使用頻度の高いデータを高速読み出し可能な記憶装置に蓄積しておく仕組み.
プロトコル・アクセラレーション
プロトコル・アクセラレーションの特徴は, 代理応答という仕組み.
- 各社の WAN 高速化装置が登場した当初は, ユーザーが多いこともあって CIFS が主要な高速化対象だった.
- MAPI, NFS も対応してきている.
- 利用頻度の高さから HTTP (hypertext transfer protocol) に対応する製品も増えてきた.
代理応答
サーバーがデータ転送を始めると, サーバー側の WAN 高速化装置がクライアントの代わりに Ack を返す.
WAN 高速化装置の高速化テクノロジ—キャッシュとプロトコル・アクセラレーション
専用プロトコル
SMB ブロックサイズが小さいためにスループットが上がらないことに対しては, WAN 高速化装置間でファイル共有プロトコルを使用しないことで対応している.
シスコが WAN 上で使用するポート番号は TCP4050 であり, リバーベッドは TCP7800 となる.
ref: 最適化から始まる, WAN 高速化への道:「アプリケーションが遅い」をなくす仕組み (2) (2/3) - ITmedia エンタープライズ
Links
CIFS に関する WAN Accerelation