🌱人生の意味の及ぶ範囲には段階がある(個人/家族/友達/組織/地域/国家/地球)

人生に意味なんかない。そんなことは、アウシュビッツで不条理にガス室に送られた子供たちを知れば、すぐにわかることだ。

人生の意味は考えてはいけないのだ。まず意味を考える前に、人生を愛することが大事だ。（はたして、愛とはなんだろうか、それはまたの機会に考える。）論理以前にまず愛するのだ。そこから、意味もおのずとわかってこよう。女性を愛するのに理由がいるだろうか？学歴・お金・ルックス・・・そうやって、彼女の属性を分解して、論理的に愛を証明する。ああ、キモイ！！人は、属性ではなく、その人自信を愛するのだ。同じように、あなたは、人生を生きているのだ！生きるのに、いちいち理由をつけるのか？人生を愛せよ！

そもそも、人生の意味を求めようとするのは、むなしさからだ。人は、自分の人生を充実させたいのである。人生そのものに意味や目的を見出そうとする問いのうちには、じつは、人はいかにすれば自分の生を充足させることが出来るのかを知りたいという動機が潜んでいるのだ！ 不満足、不条理、不服、不安・・・。そういったものが頭を支配してしまうことによって、意味の追求が始まるのである。

意味は創りだすものである。そもそも、すべてのものに意味はない。しかし、ぼくが、無意味のものに意味を与えることができるのだ。僕には、そのような能力が備わっているのだ。そして、意味を創りだすきっかけが、すなわち愛なのである。

意味の及ぶ範囲には７つの段階がある。

個人⇒家族、親戚⇒親友、恋人⇒所属先（会社、学校）⇒社会、地域⇒国家⇒地球

そして、意味をいうものは右のほうほど、薄くなっていくのだ。たとえば、あなたの死の意味が及ぶ範囲はせいぜい所属先までであろう。（あなたがたんなる凡人である場合）しかし、これでは満足しないやつらがいる。そういう、思い上がったおバカチャンはこう考える。「ぼくが生きていることになんか何の意味もない。僕が死んだって、世界は何も変わらない、地球はいつもと換わらず回り続ける。ああ、人生ってむなしいなあ。」しかし、彼がそう思って自殺をすれば、彼の両親は超ド級の意味の打撃を受け、悪くすれば、ショックで彼の後を追って死んでしまうかもしれない。もし、そのような悲劇が起きてしまったら、かれはあの世で、自分の人生に意味がなかったなどいえるものか。こういうのを、観念主義者というんだ。どんなに論理的に考えて、意味はないと言い張ったところで、現実にはショックを受ける人もいるのである。

思い上がったおバカチャンはとかく、自分を高い視点から眺めたがる。自分と社会の関係は？自分は世界の歴史とどう関わるのか？こんな感じである。しかし、そもそも、おまえはそんなに偉いのか？おまえは世界と関わるような人間なのか？

アポロ九号の飛行士、ラスティ・シュワイカートとは、宇宙船で地球を回っているとき、自分がどこか特定の国に属していることがますます困難になっているのを感じたという。「地球は一つの全体である。とても美しいので、一人ひとりの人間を手ですくいあげて、こういいたくなる。『ここから地球を見てごらん。大切なものは何か見つめてごらん！』」。

これなど、典型的なおバカチャンだ。自分が何者だか、わからなくなってしまっている。自分があたかも神様のように思っている。このように、自分を高いところからみると、人はごーまんになる。どこの視点に立って考えるか、それが大事なのである。それによって、見方がぜんぜん変わってくるのだ。エロ本で興奮したとしても、冷静に考えてみると、あれは黒インクの集まりなのだ。黒インクの集まりに興奮しているに過ぎないのだ。

極論しよう。

個人の立場に立てばすべてのものに意味がある！ 地球の立場に立てばすべてのものに意味はない！

「人生はむなしい。もうなにをやっても無駄だ。」なんて思っているやつ！おまえは果たしてなにをやったというんだ。何もやっていないではないか！精神を燃やせ！我を張って、欲を生きろ！ファウストになれ！ 15:48 2006/09/21

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• created: <2006-09-21 Sat 15:48>
• <2023-09-09 Sat 21:35> 虚無との戦いから文章発掘した. この思想は20年たった今でもそう思っていて, つまり, 世間というものがつまるところどこまで及ぶのかという見極めになる.
• 🛕共同体主義
• 🌳人生の意味