2024/06/11-12, 1泊2日.

父親がどうしても死ぬ前にもう一度鞍馬寺ハイキングコースを歩きたいというので父親の介護みたいな感じで京都旅行についていった. もうヨボヨボで独りでは歩けないとのこと. 外国人観光客がいないところをすべて計画した結果, メジャーな観光名所は特になく, 従ってなんか心に引っかからない旅行だった. 自分の希望を伝えても「人がたくさんいるところはダメだ」といわれてなんだかどうでもよくなってきた.

  • 6/11
    • 佛光寺(浄土真宗)
    • 六角堂(天台宗)
    • 本能寺(日蓮宗)
    • 毘沙門堂(天台宗)
  • 6/12
    • 鞍馬寺(鞍馬弘教)
    • 大徳寺(臨済宗)

全然知らないところばかりだ!

6/11

初日, なんと6月なのに気温が30度を超えるというありえない暑さ. 昼前に京都についた. 父親は「みやこそば」という蕎麦屋さんによくむかしいったので5年ぶりに行きたいということで, その蕎麦屋さんとその周辺のお寺の観光.

まずはじめが佛光寺, 浄土真宗だ. 真宗はお寺が豪華だ. 浄土を彷彿させる装飾でギンギラギン. 豪華すぎて, もはやカトリック教会のようだ. まあこんなのも仏教ということで, とりあえず京都っぽさを感じた.

そのあと, 本日最大の目的地である「みやこそば」へ. どんな蕎麦やなんだ?と思ったら小さな普通の個人経営の蕎麦やだった.

そのあと六角堂. ここはある意味, 一番行きたかった場所だ. この地は, 親鸞が夢のお告げを受けて僧侶なのに結婚していいというトンデモ新興宗教爆誕の話をきいて, とても興味があった. 夢の中の観音様は肉食妻帯を許しても文献上のブッダはそんなこといってないという, 仏教学において殺伐とした論争になりつつある論点. 実際にいってみると, スタバの裏にあるそこまで大きくないお寺で, どちらかというと神社仏閣がセットで詰まったようなところ. さらにここは花道誕生の地なので, 単純に雰囲気は素晴らしかった. この旅で一番満足感を得たお寺. わたしも100日くらいここに閉じ込められたかった.

そのあとは本能寺. 有名な本能寺の変のお寺だが, 当時の場所から移動して立て直した本能寺なので, そこまでリアリティはない. 六角堂で観音様を拝んだあとだったので, 本尊に日蓮さんがいて拝む形だとなかなかの違和感. なんで観音様がいるはずの場所が人間なんだ?さらに調べると, 法華宗は日蓮宗とは微妙に違うようだ.

一通り歩き疲れたあと, ついに電車にのって山科という京都盆地の果ての方の観光名所, 毘沙門堂へ. マイナーな場所と夕暮れということで, ほとんど観光客がいなかった. 名前の通り, 毘沙門天が祀られている. ただ, 翌日の鞍馬寺のほうが毘沙門天でいうと有名. このお寺は逆遠近法で描かれた日本画がたくさんあって, 単純に日本画アートの鑑賞が楽しかった. また, やはり観光客がほとんどいないというのは気分がいい.

日が暮れたあとに京都四条あたりのホテルへ.

6/12

朝から電車に乗って鞍馬へ. ここはなんと, 知る人ぞ知るオカルト宗教, 神智学の影響をもろにうけた鞍馬弘教であり, 都市伝説好きとしてとてもワクワクした. 神智学は結局ガンディーに影響を与え, ネルソン・マンデラに, マーチン・ルーサー・キングにと, 世界史への影響力は圧倒的なので, オカルトといっても馬鹿にできない. そもそもマハトマ=大いなる魂とは, 神智学での重要用語.

鞍馬寺にはケーブルカーで向かう. 向かっている途中で, 落語の青菜のフレーズを思い出して, 元ネタはここだったかと嬉しくなった. 「鞍馬から牛若丸がいでましてその名を九郎判官義経, 弁慶にしておけ!」

鞍馬寺には, 毘沙門天と千手観音に加えて護法魔王という, 650年前に金星からやってきた宇宙人が祀ってある. ただ, 鞍馬弘教は天台宗からの独立なので, 天台宗をまんべんなく受け継いでいるように思った. 実際に売店で教義の書籍を立ち読みすると般若心経も読むし阿弥陀様も飾れば南無阿弥陀仏も唱える. オールマイティー.

鞍馬寺から貴船神社まで歩くのが一般的なのだが, これが徒歩1時間くらいかかるようなけっこうたいへんなハイキングルート. さらに今回の旅は父親の介護なので, ヨボヨボじいさんを配慮しながら歩くので2時間くらいかかるという. 父親は6年くらい前?にここにきて, もう年で独りでは歩けないだろうから, どうしても死ぬ前にもう一度鞍馬の道を歩いてみたいということで, わたしが付き添うことになった.

このハイキングコースは自然がそのまま残っているようなパワースポットなので, 神聖な雰囲気が強い. 都市伝説では森の億から地底世界につながっているとか. 途中の大杉権現というところは瞑想道場として知られているようで, スピリチュアルっぽい女性たちが5人くらいなぞの瞑想をしていてほほえましかった. わたしも神智学に興味があるので独りならば瞑想してたとおもう. 途中で義経も飲んだという湧き水を飲んで, 天狗のちからを手に入れた.

長時間かかってなんとか下山. 貴船神社にきたときはヘトヘトだしお腹も空いたので, 貴船神社を観光もせずにまっすぐ都会のほうにバスで戻った. 貴船神社は外国人観光客がたくさんいた. 意外に鞍馬寺のほうはそこまで外国人がいなかった.

とりあえずマクドナルドで昼食をとって, 1時間くらい時間があったので, 大徳寺という臨済宗のお寺に行った. ついに禅寺だ!わたしは曹洞宗だが, 曹洞宗はそもそも都に寺を建てないポリシーなので, そもそも京都観光で曹洞宗のお寺がないことに驚いた. ただ, もう16時でほとんど門がしまっていて, 門の周りをぐるっと歩いただけだった.