社会
- 🚩加速主義
- 脱成長(Degrowth): 成長を前提とする資本主義の論理そのものを降りる。セルジュ・ラトゥーシュや斎藤幸平『人新世の「資本論」』の脱成長コミュニズムなど。
- コモン/コモンズの再構築: 市場でも国家でもない「共(コモン)」の領域を拡張する。ネグリ&ハート、あるいはエリノア・オストロムの共有資源管理論。
- ポスト資本主義(技術による移行): ポール・メイソン『ポストキャピタリズム』のように、情報財のゼロ限界費用が価格メカニズムを溶かしていくとする議論。
- 連帯経済・協同組合: 労働者協同組合、参加型経済(アルバート&ハーネルのParecon)など、内側から所有と分配の形を置き換える漸進ルート。
市場を残す × 加速(技術で突き抜ける)
- 左派加速主義(スルニチェク&ウィリアムズ)
- メイソン『ポストキャピタリズム』、リフキン『限界費用ゼロ社会』
- 市場社会主義(ローマー)※加速というより中立寄り
市場を廃す × 加速(自動化+計画で豊かさへ)
- FALC=完全自動化された豪奢な共産主義(バスターニ)
- サイバー社会主義/民主的計画経済(コックショット&コトレル)
市場を残す × 脱成長(下からの所有変更)
- 連帯経済・労働者協同組合
- ケア/再生産中心の経済、多様な経済(ギブソン=グラハム)
市場を廃す × 脱成長(コモンと定常)
- 脱成長コミュニズム(斎藤幸平)
- コモン論(ネグリ&ハート)、脱成長(ラトゥーシュ)
加速主義 vs 脱成長
「豊かさをもっと」か「足るを知る」か。最も先鋭な論争軸。
市場社会主義 vs 計画経済
市場を賢く使うか、計算力で置き換えるか。サイバー社会主義の復権はここ。
技術楽観 vs 生態的悲観
メイソン/バスターニ的な楽観と、斎藤/脱成長派の限界論が正面衝突する。
移行の駆動力
- 技術: 自動化・情報財が資本主義を内側から溶かす
- 生態: 惑星の限界が成長経済を終わらせる
- 政治運動: 所有と意思決定を下から置き換える
個人
稼いで上がる(資本の側に回る)
- 金持ちになる、FIRE(資産の運用益で生活)
- 起業・不労所得。ゲームのルールはそのままに「勝つ」ルート。資本主義からの脱出というより資本家側への移動。
支出を下げて要らなくする(ミニマリスト系)
- ミニマリスト、節約、脱物欲
- 必要なお金の額を下げれば、稼ぐ圧力が下がる。FIREの分母を小さくする発想とも言える。
労働から降りる(隠居・半隠居)
- セミリタイア、隠居、生活保護やBIを使い切る
- pha『持たない幸福論』的な「なるべく働かない」路線。都会を離れる、家賃の安い場所へ。
自給・非市場に足を移す(コモン的)
- 半農半X、地方移住、DIY・物々交換・シェア
- お金を介さない領域(作る・分け合う・助け合う)を生活に増やす。社会論のコモンズを個人でやる版。