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📚ブルシット・ジョブ、クソどうでもいい仕事の理論 - デヴィット・グレーバー(2020)

ブルシットジョブとは

クソどうでもいい仕事.

被雇用者本人でさえ、その存在を正当化しがたいほど、完璧に無意味で、不必要で、有害でもある有償の雇用の形態である。とはいえ、その雇用条件の一環として、本人は、そうではないと取り繕わなければならないように感じている。

オフィスワーカーの半分が自分の仕事はブルシットと感じている.

💩シットジョブ

  • ブルーカラー
  • サービス業
  • エッセンシャルワーカー

自分の仕事が嫌いでも意味が無いとは思わない.

5つの類型

  • 取り巻き(Flunkies) - 他人を重要に見せるためだけの仕事
    • ドアマン, 受付係, 秘書, 企業の専属運転手
  • 脅し屋(Goons) - 他者に対して攻撃的・操作的な役割を果たす仕事
    • テレマーケティング, 企業弁護士, 広告業界の一部, ロビイスト
    • アフィリエイター
  • 尻拭い(Duct Tapers) - 組織の欠陥を一時的に修正する仕事
    • ITサポート, 品質管理担当者, カスタマーサービス, 緊急対応チーム
  • 書類穴埋め人(Box Tickers) - 実際には誰も読まない報告書を作成する仕事
    • コンプライアンス担当者, 報告書作成専門職, 監査担当者, データ入力係
  • タスクマスター(Taskmasters) - 不必要な管理業務を行う仕事
    • 中間管理職, プロジェクトマネージャー, 人事担当者

🔦無意味な仕事の強制は人の尊厳を傷つけ存在理由を失わせる精神的暴力 - デヴィット・グレーバー

ブルシットジョブの問題点は自分が不幸だと思うこと. 無価値なことをすると、自分の存在も無価値に思う.

みずからの意志に反して恣意的な官僚主義的虐待行為、精神的暴力を受ける.

ブルシットジョブは、絶望、憂うつ、自己嫌悪の感覚を引き起こす.


<2025-06-16 Mon 20:37> ブルシットジョブが力を奪う、ふとんから立ち上がる力を失う.

🖤道徳羨望

中間管理職が工場労働者に抱く反感. ホワイトカラーによるブルーカラーへの嫉妬.

これは中間管理職がブルシットジョブであるのにたいして、現場の仕事はやりがいがあるから.

🖤下方嫉妬

官僚制のユートピア――テクノロジー、構造的愚かさ、リベラリズムの鉄則(2015)

🔦詩的技術から官僚的技術へ - デヴィット・グレーバー

“In this final, stultifying stage of capitalism, we are moving from poetic technologies to bureaucratic technologies. By poetic technologies I refer to the use of rational and technical means to bring wild fantasies to reality.”

野生の幻想を現実にするために、合理的・技術的手段を用いること

飛ぶ自動車と利潤率の傾向的低下

現代社会には、子どもの頃に約束されたはずの未来が来なかった、という静かな失望感が漂っている。空飛ぶ車、テレポーテーション、火星のコロニー、不死の薬——なぜSFが描いた未来は実現しなかったのか?

一言でまとめると: 技術革新の停滞は偶然ではなく、資本主義の利潤論理、冷戦後の軍事優先、そして官僚的管理主義が組み合わさった構造的帰結であり、それはポストモダン的な「未来の喪失感」とも深く結びついている——というのがグレーバーの主張

https://thebaffler.com/salvos/of-flying-cars-and-the-declining-rate-of-profit


📜We wanted flying cars, instead we got 140 characters. - Peter Thiel, ティールやカープと同じことをいっているが、グレーバーはティールの存在をよく知らなかった

🔦インターネットは超高速かつグローバルな図書館と郵便局と通販にすぎない - デヴィット・グレーバー

インターネットは確かにすばらしいイノベーションだが、結局のところ超高速かつグローバル規模でアクセスできる図書館と郵便局と通販カタログの組み合わせに過ぎない.

📚万物の黎明 - デヴィッド・グレーバー、デヴィッド・ウェングロウ(2021)

万物の黎明——人類史を根本からくつがえす』(The Dawn of Everything: A New History of Humanity, 2021年、邦訳2023年

人類史の標準的な物語——「平等な小規模バンド → 農業 → 定住 → 余剰 → 私有財産 → 国家と不平等」という一本道——を、過去30年の考古学・人類学の蓄積で解体すること。著者らの立場は「不平等の起源は何か」という問いの立て方そのものが間違っているというもの。この問いは、不平等のない状態を人類の失われた無垢として設定し、現在の階層構造を「文明の代償」として不可避に見せてしまう。

農業は革命ではなかった

農業への移行は数千年かけた緩慢で可逆的な過程だった。氾濫原での「遊びの農耕 (play farming)」が長期間続き、完全な穀物依存への移行を人々はしばしば拒んだ。農業を知りながら採用しなかった社会、いったん採用してやめた社会が多数ある。「農業=私有財産=不平等」という連鎖は成立しない。

支配の3類型

「国家」という単一の概念を疑い、支配を3つの独立した原理に分解する。

  • 暴力の統制(主権)
  • 情報の統制(官僚制・行政)
  • カリスマ的政治(競争の場)

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