禅相、ニミッタ(nimitta). アローカ. 禅定に至る前に見える光のような兆候.
特徴
円形・光現象. 集中度が完全になると、大多数の瞑想者は心の中で丸い形を見ます。それは点や非常に小さな物体として始まり、継続的な集中により成長する場合があります.
- ニミッタは視覚ではない.
- 心のエネルギー by アビダンマ.
https://lotusbuddhas.com/seeing-white-light-in-meditation.html
伝統/歴史
- 📚清浄道論 - ブッタゴーサが体系化して有名になった.
- 📝パオ・メソッドはニミッタを重要な指針とする.
- 📝近行定から現れる. 🧘初禅の兆候.
- 清浄道論より初期の『無礙解道(Paṭisambhidāmagga)』や『解脱道論(Vimuttimagga)』は、視覚的な光のニミッタにはるかに小さな重みしか置いておらず、一部の批判者は、『清浄道論』の文字通りの「光」は、比喩の歴史的な過剰字義化だと論じている
- 💨アーナパーナサティ/入出息念でよく言及されるものの、経典にはそんなことはまったくかかれてない(石川先生、テキスト読み込んだので!).
ニミッタの分類
Some Common Nimittas (Mind signs leading to Jhana)
遍作相
遍作相(parikamma-nimitta:予備の相)、
ウッハ・ニミッタ(取相)
ウッハ・ニミッタ(Uggaha-nimitta:取相/現れ出た相, 習得された相)
- 意味: 瞑想中に呼吸や特定の対象に集中が深まった際、目を閉じたままの心の中でハッキリと「知覚される」最初の映像や光のこと。
- 特徴: まだ不安定で、瞑想対象(例:呼吸、仏像など)のそのままの形や、時には荒い映像として現れます。注意を向けすぎると消えてしまうこともあります。
パリバーガ・ニミッタ(似相)
パリバーガ・ニミッタ(Paribhāga-nimitta:似相/引き伸ばされた相)
- 意味: ウッハ・ニミッタがさらに成熟し、非常に安定して純化された状態。
- 特徴: 元の対象の形(呼吸など)から離れ、一点の「明るい光」や「清らかな星」のような、全く純粋で美しい映像へと変化します。この段階に達すると集中(定)が深く確立され、心は深い静寂に包まれます。
無相
すべてのサイン/自己形成/知覚形成の不在)に留まるように訓練します
聴覚ニミッタ
禅定支援グループのメンバー間では、カリスマ的耳鳴りは視覚幻覚よりもはるかに一般的な集中の特徴的現れのようです。これは頭の中心から発する全方向性の唸り、ブーン、リンギング、ラッシュ、または口笛音として表現されます
触覚/身体感覚ニミッタ
手と指のうずき感。この感覚は体全体を包み込むように成長し、ほぼ魔法的または超現実的な感覚を与えます
光明(obhāsa)
これはヴィパッサナー(マハーシ/レーディ系統)における「観の十の随染(vipassanūpakkilesa)」の第一である. こでは光は明示的に罠であり、培養するのではなく気づいて手放すべきものである。
ニミッタと瞑想
- 呼吸ではなく光に集中する.
🔬ニミッタの科学
視覚野における代償的な過興奮と自発発火が最も有力な候補. 入力の減少・減弱下での皮質過興奮.
脳波
- αパワーの絶対値より安定度
- fmθ保持
- α–θの位相ロック
- 呼吸CVの極小
脱求心性化と解放(シャルル・ボネ)
感覚遮断/ガンツフェルト幻覚
洞窟で光がみえる. 感覚遮断・知覚的孤立(ガンツフェルト)
フォスフェン/内視現象
見え方
白い光・星・霧・宝石・満月のように現れると経典
Lindahl, Kaplan, Winget & Britton (2014)、「瞑想誘発性の光体験の現象学(A phenomenology of meditation-induced light experiences)
28名の瞑想者からなる VCE インタビュー集成(71% がアメリカのヴィパッサナー/アジアのテーラワーダ、25% がチベット、25% が禅;2,157分の音声 → 605ページの逐語録 → 6,594の分析単位)に基づき、**9名の実践者(32%)**が自発的に光の体験を報告したことを見出し、これを2類型に分類した:
- 離散的な光形(discrete lightforms) ― 逐語的には、これらは「『球体』『宝石』『点』」として現れ、「概して小さく、『小さな星々』や『小さな放射状の閃光』と描写され」、「空間に浮かんでいる」とされた。(4名がこの類型を報告。)
- 模様状/拡散的な光(patterned/diffuse lights) ― きらめき、画素化、視野全体の均質な「明るくなり」。(6名が明るくなりを報告;2名は身体の運動感覚的な「きらめき」も報告。)
28名中9人?!(1/3).
https://www.frontiersin.org/journals/psychology/articles/10.3389/fpsyg.2013.00973/full
Topics
ニミッタにとらわれない=正見
初期仏教では、それにとらわれるなといわれている. ただ流派でそれも異なる.
🔦ワンネス体験は正見によって悟りの入り口になる - 石川勇一, 神秘体験は入口だが正見で振り払う.
ニミッタが見えた人
田形行宏『瞑想の体験―ヴィパッサナーと坐禅の実践を通じて』(2020年)
- 午前3時起床〜21時就寝、1日8時間瞑想(うちグループ瞑想6時間半)。アーナパーナ・サティ(鼻先の呼吸に集中)
- 光が現れたら、直接見ないで保持するように
- 早い人3日、遅い人は10年かけても出ない
https://dhammavinaya.jp/wp-content/uploads/2021/01/meditationExperienceVipassanaAndZazen.pdf
他の伝統
瞑想の障害か、マイルストーンか、究極の目標か.
- ヨーガ(ビンドゥ、ジョーティなど). jyoti/jyotir(内なる光)と bindu(点)
- 神秘主義(キリスト教神秘主義の光、カバラ等)
- チベット仏教のトゥガル(ティクレ)
- シャーマニズム
アミターバ != ニミッタ
阿弥陀=アミターバ=無量光とニミッタ=似相=瞑想中の光が同じものかと思っていた. アハターバは大乗仏教、ニミッタはテーラワーダ.
大乗仏教アミターバ?👨阿弥陀?これは同一ではないが、仏教以外の神秘主義からの派生概念.
🔦Opinions
✨Insights
これは神秘現象というよりも、生理現象としてそうなんだと個人的には思っている.
🔗References
- ニミッタ|木島整体
- 瞑想中の「視覚化現象」について|ZONE-「ゾーンに入る」を脳波から可視化する-, 瞑想が深まると、後頭葉を中心にアルファ波が強まる. 後頭葉は視覚野を司る、これは関係あるのか?