アーナパーナサティ

アーナパーナ(ānāpāna )サティ. 入出息念.

  • 息の出入り, 入出息, 呼吸のこと.
  • 仏教の🧘呼吸瞑想.
  • 呼吸をつかった瞑想.
    • サティとつくからヴィパッサナー瞑想かと思いきや、どちらかというとサマタ瞑想.
    • アビダンマでもサマタに分類される修行方法
  • アーナパーナの☸随念/アヌッサティ

鼻先とは?

タッチングポイント. 鼻先に一点集中するのはブッタゴーサの指導. 経典には明記されていない.

  • 2つの穴の間
  • 2つの穴と上唇の三角部分
  • 上唇の先端

類義語

  • 安般念(あんぱんねん)
  • 安般守意(あんぱんしゅい)
  • 阿那波那(あなはな)
  • 入出息念、出入息念
  • 持息念
  • 数息観
  • アナパナ(俗語)
  • アーナパーナ瞑想

経典

特に呼吸ならばアーナパーナサティスートラ. 他は呼吸以外も扱っているので.

📚入出息念経/アーナパーナサティ・スッタ

アーナパーナサティ・スッタ. 入出息念経.

原義

  • アーナ/パーナ: 息の出入り, 入出息, 呼吸のこと. 入出息, 安那般那.
  • 🔖サティ: 気づき. 念
  • スッタ: 経

構成

4つの組, 16の考察からなる.

全体像

  1. 長く息を吸うときは「長く息を吸う」と知り、長く息を吐くときは「長く息を吐く」と知る。
  2. 短く息を吸うときは「短く息を吸う」と知り、短く息を吐くときは「長く息を吐く」と知る。
  3. 「全身を感じながら息を吸おう」と学び、「全身を感じながら息を吐こう」と学ぶ。
  4. 「身体の働きを静めながら息を吸おう」と学び、「身体の働きを静めながら息を吐こう」と学ぶ。
  5. 「喜びを感じながら息を吸おう」と学び、「喜びを感じながら息を吐こう」と学ぶ。
  6. 「楽を感じながら息を吸おう」と学び、「楽を感じながら息を吐こう」と学ぶ。
  7. 「心の働きを感じながら息を吸おう」と学び、「心の働きを感じながら息を吐こう」と学ぶ。
  8. 「心の働きを静めながら息を吸おう」と学び、「心の働きを静めながら息を吐こう」と学ぶ。
  9. 「心を感じながら息を吸おう」と学び、「心を感じながら息を吐こう」と学ぶ。
  10. 「心を喜ばせながら息を吸おう」と学び、「心を喜ばせながら息を吐こう」と学ぶ。
  11. 「心を定めながら息を吸おう」と学び、「心を定めながら息を吐こう」と学ぶ。
  12. 「心を解脱させながら息を吸おう」と学び、「心を解脱させながら息を吐こう」と学ぶ。
  13. 「無常を観つづけて息を吸おう」と学び、「無常を観つづけて息を吐こう」と学ぶ。
  14. 「離貪を観つづけて息を吸おう」と学び、「離貪を観つづけて息を吐こう」と学ぶ。
  15. 「滅尽を観つづけて息を吸おう」と学び、「滅尽を観つづけて息を吐こう」と学ぶ。
  16. 「捨離を観つづけて息を吸おう」と学び、「捨離を観つづけて息を吐こう」と学ぶ。

原文

Dīghaṃ vā assasanto dīghaṃ assasāmīti pajānāti. Dīghaṃ vā passasanto dīghaṃ passasāmīti pajānāti. Rassaṃ vā assasanto rassaṃ assasāmīti pajānāti. Rassaṃ vā passasanto rassaṃ passasāmīti pajānāti. Sabbakāyapaṭisaṃvedī assasissāmīti sikkhati. Sabbakāyapaṭisaṃvedī passasissāmīti sikkhati. Passambhayaṃ kāyasaṅkhāraṃ assasissāmīti sikkhati. Passambhayaṃ kāyasaṅkhāraṃ passasissāmīti sikkhati.

Pītipaṭisaṃvedī assasissāmīti sikkhati. Pītipaṭisaṃvedī passasissāmīti sikkhati. Sukhapaṭisaṃvedī assasissāmīti sikkhati. Sukhapaṭisaṃvedī passasissāmīti sikkhati. Cittasaṅkhārapaṭisaṃvedī assasissāmīti sikkhati. Cittasaṅkhārapaṭisaṃvedī passasissāmīti sikkhati. Passambhayaṃ cittasaṅkhāraṃ assasissāmīti sikkhati. Passambhayaṃ cittasaṅkhāraṃ passasissāmīti sikkhati. Cittapaṭisaṃvedi assasissāmīti sikkhati. Cittapaṭisaṃvedī passasissāmīti sikkhati. Abhippamodayaṃ cittaṃ assasissāmīti sikkhati. Abhippamodayaṃ cittaṃ passasissāmīti sikkhati. Samādahaṃ cittaṃ assasissāmīti sikkhati. Samādahaṃ cittaṃ passasissāmīti sikkhati. Vimocayaṃ cittaṃ assasissāmīti sikkhati. Vimocayaṃ cittaṃ passasissāmīti sikkhati.

Aniccānupassī assasissāmīti sikkhati. Aniccānupassī passasissāmīti sikkhati. Virāgānupassī assasissāmīti sikkhati. Virāgānupassī passasissāmīti sikkhati. Nirodhānupassī assasissāmīti sikkhati. Nirodhānupassī passasissāmīti sikkhati. Paṭinissaggānupassī assasissāmīti sikkhati. Paṭinissaggānupassī passasissāmīti sikkhati. Evaṃ bhāvitā kho bhikkhave,ānāpānasati1 evaṃ bahulīkatā mahapphalā hoti mahānisaṃsā.

<2025-03-14 Fri 14:58> 原文は箇条書きではなかった… しかもChatGPTに翻訳依頼したら24ステップになっちゃった..

assasāmīti pajānāti. passasāmīti pajānāti.

  • assasanto: 入息する
  • passasanto: 出息する.
  • pajānāti: 知る. 1と2がこれ. know clealy. knowなのでcontrolではない.

assasissāmīti sikkhati. passasāmīti pajānāti.

  • sikkhati: シッカティ、学ぶ、学得する、修習する

最初の四洞察(身体に関する組)

呼吸をつかった📝身随観.

  1. 息を長く吸っているときには「息を長く吸う」と知り、息を長く吐いているときには「息を長く吐く」と知る
  2. 息を短く吸っているときには「息を短く吸く」と知り,息を短く吐いているときには「息を短く吐く」と知る
  3. 「全身を感じながら息を吸おう. 全身を感じながら息を吐こう」と訓練する
  4. 「全身を静めながら息を吸おう. 全身を静めながら息を吐こう」と訓練する

1.息を長く吸っているときには「息を長く吸う」と知り、息を長く吐いているときには「息を長く吐く」と知る

Dīghaṃ vā assasanto dīghaṃ assasāmīti pajānāti. Dīghaṃ vā passasanto dīghaṃ passasāmīti pajānāti.

念息長

2.息を短く吸っているときには「息を短く吸く」と知り,息を短く吐いているときには「息を短く吐く」と知る

Rassaṃ vā assasanto rassaṃ assasāmīti pajānāti. Rassaṃ vā passasanto rassaṃ passasāmīti pajānāti.

念息短

3.全身を感じながら息を吸おう. 全身を感じながら息を吐こう

Sabbakāyapaṭisaṃvedī assasissāmīti sikkhati. Sabbakāyapaṭisaṃvedī passasissāmīti sikkhati.

  • 呼吸によるセンセーションが全身に広がっていく感覚.
  • 覚知一切身. 漢文だと念ではなく覚知となる?!

全身を感受して.

  • Sabba: すべて
  • kāya: 身体
  • paṭisaṃvedī: 経験する、感受する、感知する.

4.全身を静めながら息を吸おう、全身を静めながら息を吐こう

Passambhayaṃ kāyasaṅkhāraṃ assasissāmīti sikkhati. Passambhayaṃ kāyasaṅkhāraṃ passasissāmīti sikkhati.

カーヤサンカーラ(体を変調させる物。身行)を弱める. 覚知一切身行息.

  • Passambhayaṃ: 安静にさせる、止息させる
  • kāya saṅkhāraṃ: 身行

  • 静めながらというニュアンスは、自分の意志ではなく静まっていく感覚を眺める. 身体の形成作用を眺める.
  • ここが決まると意識は凛とはっきりしつつ全身脱力の不思議な状態となる.
    • 眠いようなまどろみとは異なる. 意識ははっきりしている.
    • コーヒーを飲んで瞑想しているときの気分. 眠くはない.

💡1と2はセットで実施する

1と2はほぼ同じなので2つのstepにわけずに1つのstepで行う.

💡全身=カーヤサンカーラ=身行

呼吸が体を変調させることを「カーヤサンカーラ」という.

鼻先一点のタッチングポイントを定める

パオメソッドの用語. 石川先生もこれ. 鼻の狭い範囲に息の当たるポイントを定めてそこを観察する. これをタッチングポイントと呼んでいる.

清浄道論では、門と門番の比喩で説明している.

step1がのちのstepの土台を作るので最重要

step1は大事なので他のことが思い浮かんでもとりあえず脇においてこれを深める. なにがあっても呼吸に戻す. 土台をつくる.

呼吸は通奏低音、step1では色んな対象に気づいているが呼吸を前面にする

呼吸とともにというのは音楽に例えるとわかりやすい. 呼吸は通奏低音=ベース音のように、音楽を構成する要素でメインパートをまずは呼吸におく. 音楽が進行するに従っていろんなパートかぶさってくるが呼吸はずっと通奏低音として鳴りつづける.

これはTechnoに喩えるならば、呼吸や心臓の鼓動はbass/kickに相当する.

第二の四洞察(感受に関する組)

🔖感受について. ☸受随観

  1. 「喜悦を感じながら息を吸おう. 喜悦を感じながら息を吐こう」と訓練する.
  2. 「安楽を感じながら息を吸おう. 安楽を感じながら息を吐こう」と訓練する.
  3. 「心の動きを感じながら息を吸おう. 心の動きを感じながら息を吐こう」と訓練する.
  4. 「心の動きを静めながら息を吸おう. 心の動きを静めながら息を吐こう」と訓練する.

5.喜悦を感じながら息を吸おう、喜悦を感じながら息を吐こう

Pītipaṭisaṃvedī assasissāmīti sikkhati. Pītipaṭisaṃvedī passasissāmīti sikkhati.

3で使われているpaṭisaṃvedīがここでも登場.

🔬ジャーナ初期段階に顕著な強い喜びは脳内報酬系の活性化と結びつく

6.安楽を感じながら息を吸おう、安楽を感じながら息を吐こう

Sukhapaṭisaṃvedī assasissāmīti sikkhati. Sukhapaṭisaṃvedī passasissāmīti sikkhati.

7.心のプロセスを感じながら息を吸おう、心の動きを感じながら息を吐こう

cittasaṅkhārappaṭisaṃvedī assasissāmī’ti sikkhati. cittasaṅkhārappaṭisaṃvedī passasissāmī’ti sikkhati.

  • cittasaṅkhāra: 心行
  • ppaṭisaṃvedī: 経験する、感受する、感知する.

ここでいう心の動き/心のプロセスとは、チッタサンカーラ(心を変調させる物。心行). 心という訳がわかりにくい、感受のプロセス. 受と想のプロセス.

💟心行/チッタサンカーラ

8.心のプロセスを静めながら息を吸おう、心の動きを静めながら息を吐こう

passambhayaṃ cittasaṅkhāraṃ assasissāmī’ti sikkhati, passambhayaṃ cittasaṅkhāraṃ passasissāmī’ti sikkhati;

  • passambhayaṃ: 安静にさせる、止息させる
  • cittasaṅkhāraṃ: チッタサンカーラ、心行

心のプロセスを捉えて鎮めていく. 4と同じ単語なことに気づいた. passambhayaṃ.

心のプロセス=心の動き=チッタサンカーラ=心行!=心

2の組はチッタサンカーラ=感受. 3の組はチッタ.

🆎ピーティとスカの違い(砂漠のメタファー)

古の瞑想化は喜びと楽の2つは明確に区別してきた.

喉が乾きながら砂漠を旅していて, やっと見つけた水を飲んでひどい乾きが癒やされると知ったときの喜びがピーティ. 水を飲んだあと安堵して満足するのがスカ.

🔖喜び(Joy)と🔖充足感(Content)の関係.

第三の四洞察(心に関する組)

💟チッタについて. ☸心随観/チッターヌパッサナー.

  1. 「心を感じながら息を吸おう. 心を感じながら息を吐こう」と訓練する.
  2. 「心を喜ばせながら息を吸おう. 心を喜ばせながら息を吐こう」と訓練する.
  3. 「心を安定させながら息を吸おう. 心を安定させながら息を吐こう」と訓練する.
  4. 「心を解き放ちながら息を吸おう. 心を解き放ちながら息を吐こう」と訓練する.

9.心を感じながら息を吸おう、心を感じながら息を吐こう

cittappaṭisaṃvedī assasissāmī’ti sikkhati, cittappaṭisaṃvedī passasissāmī’ti sikkhati;

  • citta: 心
  • ppaṭisaṃvedī: 1,2で使われたknow clearyが登場する.

思考に対する📝貪瞋痴のラベル付け.

  • pajānāti= know clealy. パジャーナーティ. パンニャーの動詞系. 思考を分けて観る.
  • 観察するだけでいい。観察で消えればそれでいい. 消えなくてもあとのstepで手放すので.

https://suttacentral.net/define/paj%C4%81n%C4%81ti?lang=en


  • <2025-03-08 Sat 19:11> 感じるという訳は微妙だな. know clealyだから. チッタを分けて観ましょう.
  • <2025-03-29 Sat 07:51> チッタサンカーラにはカーヤサンカーラが伴うがチッタの分析ではそれが少ないという印象.
  • 海をみる前に波をみるように心を観る前に心行をみる

    スマナサーラ長老は5,6でピーティスカを感じた後に、心を観る手前で心行をみるとき、海と波のたとえをしている. 海が心で波が心行. ここをとりあげても4組ごとにわけていくのが無理やりな気がする. 8と9はつながっているので.

  • 心髄観は念処経の7ポイントでチェック

    テクニック. 経典には具体的な心の分析はかかれてないので、念処経の7つの観点で分析する.

    • 貪りのある/貪りのない
    • 怒りのある/貪りのない
    • 愚かな/愚かでない
    • 広大な/広大でない: 自分-家族-地域-宇宙
    • 上のある/無上の: 向上心
    • 定った/定まってない
    • 解脱した/解脱してない: 東洋的自由

10.心を喜ばせながら息を吸おう、心を喜ばせながら息を吐こう

abhippamodayaṃ cittaṃ assasissāmī’ti sikkhati, abhippamodayaṃ cittaṃ passasissāmī’ti sikkhati;

  • abhippamodayaṃ: アビッパモーデーティ)大いに喜ばせる、満足させる. 歓喜を引き起こす.
    • abhi: 強制的に
    • ppamodayaṃ: 喜ばせる
  • cittaṃ: 心を

強制的にという部分がポイント. 自ずからというよりは、この喜びを経由してサマーディに向かう. ピーティサマーディ.

ラリーローゼンバーグさんの解釈では、step5のpitiがさらに強まったもの. 身体に加えて感受と心も観察したことによる喜び. さらに、成し遂げる喜び、効率的にする喜び.


<2025-03-08 Sat 19:20> Abhippamodayaṃ, この言葉は検索してもあまりひっかからないのでそこまでの重要キーワードではないかもしれないが、身体と感情と思考がすべて9までで静まると、強い歓喜がわきあがってきて、それを静めたら涅槃に到達するというパターンがあることを石川先生がいっていた気がしたのでそのことかも.

11. 心を安定させながら息を吸おう、心を安定させながら息を吐こう

samādahaṃ cittaṃ assasissāmī’ti sikkhati, samādahaṃ cittaṃ passasissāmī’ti sikkhati;

  • samādahaṃ: サマーダン. 心を安定させる, 統一する.
  • cittaṃ: 心を

  • 📝サマタ/止の動詞系.
  • サマーディに向かっている心を感じながら息を吸おう.
    • スマナサーラ長老の訳がよい. ブッダは明確にここで禅定を説く、しかしそれが訳に現れない.
  • 10で頭をごちゃごちゃつかって11でもりあがったので、キューッと絞り込んでいく.
  • step1にもどってもいい.

パッパナーサマーディ(安止三昧)

心を解き放ちながら息を吸おう、心を解き放ちながら息を吐こう

vimocayaṃ cittaṃ assasissāmī’ti sikkhati, vimocayaṃ cittaṃ passasissāmī’ti sikkhati;

  • vimocayaṃ (ヴィモーチェーティ):
    • 執着を手放す, 開放性を感じる. 「解放する releasing」「自由にする freeing」
  • cittaṃ: 心を

『私は心を解脱させて出息しよう』と修練し、『私は心を解脱させて入息しよう』と修練します。

煩悩からの解放、心の束縛を解くことを指します。to make free.

🔖東洋的自由のことだ.

名詞のvimuccatiこそ、探していた東洋的自由を示すワードかもしれない. to be released. to be emancipated. surender.

https://suttacentral.net/define/vimuccati?lang=en

📝五体投地とも通じるところがある.

第四の四洞察(智慧に関する組)

☸法随観

  1. 「無常であることを繰り返し見つめながら息を吸おう. 無常であることを繰り返し見つめながら息を吐こう」と訓練する.
  2. 「色あせてゆくさまを繰り返し見つめながら息を吸おう. 色あせてゆくさまを繰り返し見つめながら息を吐こう」と訓練する.
  3. 「消滅していくさまを繰り返し見つめながら息を吸おう. 消滅していくさまを繰り返し見つめながら息を吐こう」と訓練する.
  4. 「手放すことを繰り返し見つめながら息を吸おう. 手放すこと繰り返し見つめながら息を吐こう」と訓練する.

ここからが📝ヴィパッサナー瞑想. 今までは全部ヴィパッサナーのための準備運動に過ぎない.

無常であることを繰り返し見つめながら息を吸おう、無常であることを繰り返し見つめながら息を吐こう

Aniccānupassī assasissāmīti sikkhati. Aniccānupassī passasissāmīti sikkhati.

  • Aniccānupassī: アニッチャーヌパッシー(無常随観)Aniccānupassī

生成消滅のプロセスについて.

色あせてゆくさまを繰り返し見つめながら息を吸おう、色あせてゆくさまを繰り返し見つめながら息を吐こう

Virāgānupassī assasissāmīti sikkhati. Virāgānupassī passasissāmīti sikkhati.

ヴィラーガーヌパッシー(離欲随観). ヴィラーガ(離欲)を観る.

消滅していくさまを繰り返し見つめながら息を吸おう、消滅していくさまを繰り返し見つめながら息を吐こう

Nirodhānupassī assasissāmīti sikkhati. Nirodhānupassī passasissāmīti sikkhati.

📝滅/ニローダを観る. ニローダヌパッシー(滅尽随観). 消滅の呼吸.

手放すことを繰り返し見つめながら息を吸おう、手放すこと繰り返し見つめながら息を吐こう

Paṭinissaggānupassī assasissāmīti sikkhati. Paṭinissaggānupassī passasissāmīti sikkhati.

16.振り捨てることを見る。(パティニサッカーヌパッシー)。タンマである振り捨てることを見る。

  • 放棄/捨離: パディニサッガ
  • パティニサッガーヌパッシー。心にはパティニッサッガ(捨離)paṭinissagga

Tips

🔦呼吸のバリエーションを観察する

  • 速さ/遅さ
  • 深さ/浅さ
  • なめらかさ/途切れ具合

🔦サマタの文脈で呼吸を観察するときは鼻腔、胸、へその下の3点がチェックポイント

呼吸をトラッキングするとき, とくに3点に注意.

  • 鼻腔
  • へその下

3つを経過点としてボデイスキャンする. 自然に動く呼吸をカメラのレンズや虫眼鏡で追跡するようにするように, マウスカーソルを動かすように, 呼吸のありかをトラッキングする

とくに鼻腔とへそ下は折り返し地点で, ここで折り返すときに思考がはいってきやすいので曲がるときに注意.

ref. 【すべての人/日常編】いつでもどこでもアーナパーナサティ自然法による心の執着滅尽法 - YouTube

🔦呼吸の始まり/途中/終わりに注意を払う

どんな呼吸にもはじまりと途中と終わりは必ずある.

Opinions

🔦日本語の表記は出入息だが語意的には入出息

  • assasanto: 入息する
  • passasanto: 出息する

原文調べて気づいたが、スマナサーラ長老も同じことを指摘していた. 日本語訳はなぜか出入息が多い. 昔の偉い学者の訳をコピペしているのでしょうと毒舌激しい.

ref. ブッダの呼吸瞑想――呼吸の気づきから覚りに達する道(相応部「一法経」を読む)|スマナサーラ長老のパーリ経典解説(22 Nov 2020 ゴータミー精舎) - YouTube

🔦アーナパーナサティはドミノ倒し - スマナサーラ長老

これもスマナサーラ長老の動画より. ひとつずつステップを恐る恐る重ねていくことで、深い瞑想状態にはいっていくのがアーナパーナサティ.

これは大きな部屋でドミノ倒しを並べるようなもの. ひと呼吸ずつ慎重に呼吸を積み重ねていく. 誰かがしてガタゴトして集中力が切れてドミノが倒れたら台無し. 静かな場所を確保して行う.

🌠アーナパーナサティ・スートラをマスターする

✨感受の代わりに生体ホルモンを意識しながら息を吸おう、心の代わりに認知バイアスを意識しながら息を吐こう

感受とは, 現代の言葉でいうならば体内ホルモンいえるのではないだろうか? 同様にして, 心とは思考の偏り, つまり心理学でいう認知フレームともいえる.

ドーパミンを意識して息をすおう, 生存者バイアスを意識して息をはこう.

✨ドーパミンを意識して息をすおう、セロトニンを意識して息をはこう

💨気づきの呼吸十六ノ型

全集中気づきの呼吸

📚呼吸による癒し - ラリー・ローゼンバーグ(2001)

  • title: 呼吸による癒し - 実践ヴィパッサナー瞑想
  • en: Breath by Breath
  • author: ラリー・ローゼンバーグ
  • Amazonで書籍で購入.

Overveiw

📚アーナパーナサティ・スートラの解説書. アーナパーナサティスートラ自体は付録して末尾数ページに書かれてる.

序文は👨ジョン・カバットジンさんが書いている.

用語解説

🔦地球は丸いかもしれないが、お前はそのことを知って幸せになったのか?

p279. 筆者が韓国で学んでいたときのエピソード. 地球が丸いことを力説した.

地球は丸いかもしれないが、お前はそのことを知って幸せになったのか?そいつがおまえが生きていく上での問題を解決したのかい?

このエピソードの引用の目的は, 沈黙の価値を知ること.

まるで, 💡談志のやかんのようだ!というより全く同じだ!テーマは思考停止.

🔦シーシュポスの悟りとは「私」を捨ててただ岩を押すこと

第2章の 最後でシーシュポスの神話を引用するところは面白い.

「私」がこの岩をこの山に押し上げた. 「私」がとうとうそれをここに運んだ. で、どうなりましたか?覚醒とは「私」を捨てて, ただ押すことです.

🔗References

関連経典

原文

📚呼吸によるマインドフルネス:瞑想初心者のためのアーナーパーナサティ実践マニュアル - ブッダダーサ比丘

この書籍評判がいいけど、絶版なのか7000円…

https://www.amazon.co.jp/dp/4865640940

解説書

ネット解説

パオ・メソッド


movie