子供の頃は学者になりたかった. あこがれていた大人とは程遠いかもしれない. 結局大人になってもなにものにもなれなかった. わたしは何の専門でもない.

これは子供のころから考えれば悲しい未来だったかもしれない. でも, 前向きに捉えるならば, なんの専門家でも学者でもないからこそ, なにを学んでもいいということになる.

大人になると, 学んだことを活かしてお金を稼ぐことに縛られすぎている. もっと子供のときは目を輝かせて図鑑を読んだはずだった. 受験勉強なんて意味がないという風潮が最近ではあるが, わたしにとって受験勉強なんて百科事典を読んでいるようなワクワクするものだった. その結果書店で一番分厚い参考書を隅から隅まで読み尽くすという全く非効率な勉強だったとしても.

ジャンルを限定しない, 損得よりもワクワク感を優先する. 今からでも遅くない. 子供の頃に本を読んでワクワクしたように, あのころの好奇心で学びたい.