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英雄三部作

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超越的個人主義

個人主義から普遍主義へ.

  • 若い時代:西洋的個人主義への憧れ
  • 中期:個人主義の限界への気づき
  • 後期:東洋思想との出会いによる統合的解決

🎓トランスパーソナル心理学

🌊大洋感情

  • 永遠の感覚
  • 外部世界全体との一体感

大洋感情は、自分の周囲との親密な同一感、他の人々、自分の全体、自然、そして不可分な全体としての宇宙との崇高なつながりの感覚でした。それは自己と外界、他者との分離を終わらせ、個人がより高い霊的領域に参加することを可能にしました.

👨ジークムンド・フロイトへの手紙の中で利用された言葉.

東洋思想への憧れ

具体的には、🌞アドヴァイタ・ヴェーダンタ

  • ラーマクリシュナやヴィヴェーカナンダの伝記を執筆.
  • 具体的には待っていたのは1920年頃から.

Insights

💭ロマンロランの思想には非二元的な世界観があったことに20年経って理解した(25/06/20)

<2025-06-20 Fri 07:29> つまり、🔖非二元的な世界観. 「おまえはひとりではない. お前は決して敗れることのない軍隊に属している. お前は死んでもなおかつ勝つだろう」

📚ジャン・クリストフ - ロマン・ロラン

大学受験が終わり, はじめに読んだ小説. 3月の温かい日に図書館にこもった.

📜苦しめ、死ね。 しかし、おまえがあらねばならぬものであれ。『人間』であれ - ジャン・クリストフ

「行け, 行け. 決して休むことなく」

「でも, 主よ, 私はどこに行ったらよいでしょうか. なにをしても, どこにいっても, 行きつく先はいつでも同じであり, 最後は, そこに見えるあれではありませんか」

「行け, そして死ね. ついには死ぬべきおまえである. 行け, そして苦しめ. 苦しまねばならぬおまえである. 人は幸福であるがために生きているのではない. 私の掟を成就するがために生きているのだ.

苦しめ, 死ね. しかし, おまえがあらねばならぬものであれ. 『人間』であれ」

「朝より」

🌱レールから外れた先に成功があるという最近の個性化時代の自己啓発の神話なので気づいて手放す

📜私は虚無と戦う生命なのだ。私は闇に燃える火だ。お前は死んでもなおかつ勝つだろう - ジャン・クリストフ

私は虚無と戦う生命なのだ。私は闇に燃える火だ。私は永遠に戦う自由な意思だ。私といっしょに戦え。そして燃えるがよい。

クリストフは, 万策尽きるまで努力したが, ついに, ゆきずまった. いまや, すべてが終わった」. 彼はもはや, 生きるなんらの理由ももっていなかったが, しかも生きていた.

ある日, クリストフは小さな村にやってきた. 男が立っていた. クリストフはたずねた.

「なにをみているのですか」.

待っているんだ.

「なにを」

「復活を」

その言葉が, 一閃の火のように彼を貫いた.

「おお, おまえ, おまえだ. ついに帰ってきた」.

なぜ戦う必要があるんだ. お前は<存在>する<すべて>ではないのか「わたしは<存在>する<すべて>ではない. 虚無と戦う生命なのだ. 私は闇に燃える火だ. 私は永遠に戦う自由な意思だ. 私といっしょに戦え. そして燃えるがよい」. 僕は敗れたんだ」. お前が敗れたって. それではほかのものたちが勝利者になる. お前のことを考えないで, お前の軍隊のことを考えるんだ」. 「ぼくはひとりきりだ」. 「おまえはひとりではない. お前は決して敗れることのない軍隊に属している. お前は死んでもなおかつ勝つだろう」.

📜クロプシュトックの賛歌『復活』(マーラー復活交響曲)

📜音楽はこのつらい生活の中で彼らの楽園だった - ジャン・クリストフ

音楽は, このつらい生活の中で, 彼らの楽園だった. 彼らの生活に大きな場所を占めていた. 彼らをおし包んで, ほかの世界を忘れさせてくれた. それは危険を伴わないでもなかった. 音楽は現代の強力な溶解剤の一つである. 蒸し風呂のような, またはけだるい秋の日のような, その熱気をふくんだ陶酔感は官能を極度に刺激して, 意志力を殺してしまう. しかし, アントワネットのように過度な, そして喜びのない活動を強いられている魂にとっては, ひとつの憩いだった. 日曜日の音楽界は, たゆみない労働の一週間の中に輝く, ただひとつの光明だった. 彼らは前の音楽会の思い出, 次の音楽界への希望, 時を忘れ, パリを忘れて過ごす二時間か三時間かのために生きていた. 雨, 雪, 風, 寒さの日, 互いに寄り添って, 場席がなくなることを心配しながら長いあいだに外で待たされたのち, 劇場の中に吸い込まれ, 人ごみの中に解けて, 狭くて暗い座席についた. 息が苦しくなり, 押しつぶされそうになって, 暑さと窮屈さで気分が悪くなりかけた. それでも彼らは幸福だった. 自分が幸福であり, 今ひとりが幸福であるために幸福であり, ベートーベン, ワーグナーの偉大な魂からほど走り出る善意と力と光明の波が彼らの心の中を流れるのを感じるのが幸福であり, 愛してやまない姉であり, 弟であるものの顔…疲労と, 年が若くしてなめている苦悩のために蒼ざめたその顔が輝きだすのを見るのが幸福だった. アントワネットはひどく疲れていて, まるでひしと抱きしめてくれる母親の胸の中にいるような気持ちがしていていた. 彼女は心地よい, 暖かいその巣の中に身体をすくめていた. 恐ろしく広い会場の中の暗がりの中では, 誰も二人に注意を払うものはいなかった. 音楽の母の翼のもとに避難所をみいだしている傷ついた魂は, 彼ら二人だけではなかった.

彼にはもはや, 人間が何のために生きているのかわからなかった. そして, 音楽の創造も, もはやクリストフには避難所ではなかった. 音楽は間歇的で, 不規則で, 目的がなかった. 作曲する. 誰のために作曲するのか. 人間のためにか. 自分のためにか. 彼は死の空虚を満たす力のない芸術のはかなさをあまりにも痛感していた. なんという味気ない現実.

💭この世界は起きている間は苦しみしかなく、瞑想と運動と音楽だけが唯一の避難所(24/12/08)

Literature Notes

この現実, 唯一の現実, 死のそばに持ってきたとき, いっさいのものはなんというとるに足らぬものであることか. そこにたどり着くためには, あれほどたくさんに苦しみ, あこがれ, もがく必要があったのか・・・・・.

クリストフはどんなにか死のそば近くまで行っていたことか. 卑怯にも自分の苦しさから免れようがために, 生命を絶とうという誘惑に負けかねていたではないか.

クリストフは人生が休戦のない, 情け容赦を知らぬひとつの戦いであり, そこでは人間の名に値する人間でありたいと思うものは絶え間なく, 目に見えない敵の軍勢, つまりは自然のもつ破壊的なもろもろの力, 人をまどわす数々の欲望, 陰険にも知らぬまに人間を堕落させ, 滅ぼしてしまう, とらえどころのない秘められた思想などを向こうに回して戦わなくてはならぬことを悟った. 幸福や恋は一時のごまかしで, 心の武装を解かせ, 降伏させるためのものであることを悟った.

庭でゆらめいていた明かりが消えた. いっさいのものが消えた・・・

闇・・・深淵・・・光もなく, 意識もない・・・生命. 身をかむ暗黙の生命の力. 全能の歓喜. 引き裂くような歓喜. 空洞が石を吸いよせるように, 生命を吸いこむ歓喜. 思考力をしぼりとる欲望の竜巻. 闇の中に渦巻くめくらめっぽうな陶酔の世界の不条理な, 無我夢中な「法則」・・・

闇・・・ふたりの混ざり合う呼吸, 溶け合う二つの肉体の金色の温かみ, ともどもに落ちてゆく忘我の深淵・・・いく夜をひと夜にした夜・・・一時間が数世紀である時間, 瞬間瞬間が死である瞬間・・・共通な夢. 目を閉じての言葉. 半ば眠ったまま求め合うあらわな足の甘美な, ひそかな接触. 涙と笑い. ものみなすべて空虚のなかで愛し合い, ともに眠りの虚無を分かち合う幸福. 頭脳の中を漂う群がる映像. ざわめく夜の幻影・・・

闇・・・死・・・なんのために, また生きかえる必要があるのか・・・ 「青春より」

この一年来, なにをしていたか. 自分の永続性のためになにをしていたか. 失われ, そこなわれ, 汚されなかった一日だにもなかった. 作品ひとつ, 思想ひとつ, 永続的な努力ひとつない. 互いに破壊しあう混沌とした欲望の渦. 風, 埃, 虚無・・・欲することだけでなんの役に立つだろう. 欲したことをなにひとつ成し遂げてはいなかった. 欲したことの反対ばかりをしていた.

ゴットフリート「肝心なことは, わかるね, こうありたいと思うことや生きることに飽かないということだ. あとのことは, 人間の力ではどうにもならない」「明けてゆく日の前につつましい心を持つんだよ. 一年のうち, 十年のうちにどうなるというようなことを考えるんじゃない. 今日のことを考えるのだ. 理屈はやめるんだ. ばからしいものだ. 人生は無理をしてはいけない. きょうの日を生きるのだ. 毎日毎日に対して, 謙虚な心を持つんだ. その日その日を愛し, 尊敬するんだ. なによりも枯れしぼませてはいけない, 花が咲くのを邪魔してはいけない. きょうのような灰色な, 悲しい日でも愛するんだ. くよくよすることはない. ごらん. いまは冬だ. なにもかも眠っている. このよい大地もやがて眼を覚ますだろう. よい大地になりさえすれば, 大地のように辛抱強くありさえすればよい. つつましくするんだ. 待つのだ. おまえがよい人間なら, 万事はうまくゆく. やってできないことを悲しんだって仕方がなかろう. できるだけのことをしなくてはならん」

クリストフ「自分も眼をさますんだ」

「吹け吹け・・・おまえのしたいように, おれをしてくれ・・・吹きとばすがよい・・・おれはどこに行くのかよく知っている」


クリストフは寝床に釘付けにされて, じっとしていた. 「もう長いことはあるまい」彼は自分の人間的利己心の脈をはかるために自問した. 「どちらを選ぶかね. クリストフの思い出, その一身と名前との思い出が永久に残って, その作品が滅びてしまうのがよいか. それとも, 作品が永続して, お前という人間や名前は跡形もなく消えてしまうのがよいか」ためらうことなく彼は答えた. 「自分が滅びて, 作品が残って欲しい. クリストフは消えてなくなれだ・・・」しかし, それからしばらくたつと, , 彼は作品も, 自分自身と同様に, どうでもよくなってゆくのを感じた. 自分の芸術の永続性を信じるなんて, 子供っぽい夢だ. ほかのどんな言葉よりも早く, 音楽の言葉は燃え尽きる. 一世紀か二世紀の後には, もうわずかな, その道の通にしか理解されなくなる.

・・・芸術の廃墟の上に涙するというのか. 廃墟は, その労に値しない. 芸術は自然の上に投げられた人間の影である. 人も芸術も太陽に吸い込まれて, ともどもに消えてしまうがよい. 太陽を見るのに邪魔になる. 精神は不可解なものを理解するために, この虚構を必要とする. それを信じたかったので信じたのである. しかし, それは本物ではない. 生きてはいない. そして精神が自分で作ったこの秩序が, 精神に与える楽しみは, 実在するものに対する直接の直感をゆがめないでは得られない. 芸術の雑言は私にはうるさい. 精神は黙っているがよい. 人間に, 沈黙あれ・・・.

おお, 歓喜. 一生の間, つかえようと努めた神のしろしめす平和の中に, 自分が消え去るのを見る歓喜・・・. 「主よ. わたしは戦い, 苦しみ, さまよい, 創造いたしました. 父であるあなたの腕の中で, わたしに息をつかせて欲しいのです. いつの皮下, わたしは新しい戦いのために, また生まれかわりましょう」. 「お前は生まれかわるだろう. 休むがよい. すべてはもはや, ただひとつの心でしかない. さらば, ジャン・クリストフよ」

今日の人々, 若い人々よ. 次は君たちの番である. 諸君はわれわれの亡骸を踏み台にして, そうして前進したまえ. われわれよりもさらに偉大で, いっそう幸福でありたまえ. 私自身は, わたしの過去の魂に別れを告げる. わたしは, むなしい抜け殻のように, わたしの過去の魂を後ろに投げ捨てる. 人生は死とよみがえりの連続である. 死のうではないか, クリストフ, 生まれかわるために.

📚ベートーヴェンの生涯 - ロマン・ロラン

親愛なベートーヴェン! 彼は近代芸術の中で最も雄々しい力である. 彼は悩み戦っている人々の最大最善の友である.

不幸な貧しい病身な孤独な一人の人間, まるで悩みそのもののような人間, 世の中から歓喜を拒まれたその人間が自ら歓喜を造りだす - それを世界に贈り物とするために.彼は自分の不幸を用いて歓喜を鍛えだす. そのことを彼は次の誇らしい言葉によって表現したが, この言葉の中には彼の生涯が煮詰められており, またこれは, 雄々しい彼の魂全体にとっての金言でもあった.

「苦悩を突き抜けて歓喜にいたれ! 」 (Durch Leiden Freude.)

「偉大な魂」「人間の尊厳」「苦悩を通じた昇華」というテーマ


🎓苦悩から歓喜へ 👨ロマン・ロラン

📚生けるインドの神秘と行動 - ロマン・ロラン

二部作.


前書きで、西洋の普遍的な魂、モーツァルトとベートーヴェンに対する、東洋の魂としてラーマクリシュナとヴィヴェーカナンダを紹介. ヴィヴェーカナンダがベートーヴェンと対比されている.

名づけて、ラーマクリシュナというインドの交響曲である.

「ヴィヴェーカーナンダの言葉は偉大な音楽であり、ベートーヴェンのスタイルのフレーズであり、ヘンデルのコーラスの行進曲のような心を揺さぶるリズムである」Universal Gospel

  • ユニテ=合一.
  • アドヴァイティスム(一元論)

  • キリスト教神秘主義の影響がある.
  • ベートーヴェン的な西洋の精神とヴィヴェーカナンダがどう折り合いがつくのか.