イシュー/論点まとめ
イシュー(日本語訳で論点)について.
イシューとは
白黒つけるべき問題. 解くべき問題.
大きなイシューを分解してサブイシューを生成する方法論は📝論点思考で解説.
問題を深堀することでイシューを発見する方法は有名な方法論がいくつもある. イシューアナリシス のメモにまとめた.
イシューの類義語
- 論点
- 課題
- 問題
- Why
- テーマ
- アイデア
一般的に論点, 課題, 問題と訳されるが理解を混乱させる地雷なのでイシューはイシューとして使うのがいい気がする. あえて使うならば論点(日本語の曖昧さにより理解に苦しんだ).
テーマという言葉は研究テーマみたいな感じで使われてることもあり研究と接点は近いが, テーマというとイシューの定義が曖昧な響きがある. もっと明確な言葉で白黒をつけるような表現がイシューには似合う.
Start with Whyという書籍があった気がするが, これも論点のたぐい.
💡ソフトウェア開発におけるイシューとはタスク
🔖ソフトウェア開発におけるイシューはたんにタスクの意味で使われる.
これは, 📝GitHub Issueの影響が強いように思う.
💡イシューとは白黒つけるべき問題
イシューにおいてもっとも納得感があったのは📚イシューからはじめよ - 安宅和人におけるイシューの定義.
- a matter that is in dispute between two or more parties
- 2 つ以上の集団の間で決着のついていない問題
- a vital or unsettled matter
- 根本に関わる, もしくは白黒がはっきりしていない問題
- ref. イシュー(issue)
- cf. 🌱仮説を真偽ではなく確度で捉える
イシューの表現方法
💡イシューの表現方法は疑問表現と断定表現の2種類がある
文脈やその人の主張に偏りがある. 一般的には断定形または疑問形の両方があるように思う.
- 疑問表現: 論点の深堀, why-why tree, what-what tree.
- 断定表現: 解決策やアクションプラン. how-how tree.
しかし両者は変換可能である. 見え方の違い.
私の場合, 安宅さんの書籍の主張からはいったので, 一般的な疑問形が間違っているのかどうかもやもやしていた(💡イシューとは白黒つけるべき問題). 実際は, どちらもあり得る. 大事なことは, まずはイシューの言語化(イシューはなにはともあれ言葉にする).
イシューの形式表現
2つのパターンで表現できることが多い.
- 事実に関する仮説
- fooは(barよりも), xx という課題を持っているという型.
- 推論の仮説
- if-thenの型.
(はず)という語尾がつく.
- 2つ以上の変数との関係を記述すべき.
- 疑問形でかつ曖昧さが残らないように記述されるべき.
💡イシューは名詞であり動詞を伴うと課題になる
イシューは論点, 問題点, 取り組みポイント. そのため名詞で表現される.
「イシューする」という表現はしない. イシュー + 動詞という使い方.
問題を示す疑問形ではわかりにくい. 📝ロジックツリーでは, なにが?どうやって?なぜ?という問いとそれに対する仮説によってロジックを展開していくので, 導き出される末端の取り組みポイントも疑問形になりがち.
雑にいえば, 📝イシューをなんとかするといえば, それが📝課題. そのなんとかはいろいろやり方がある. たとえば, ググる, きく, 図書館に行くなどなど…つまり📝仮説検証する.
主語と動詞を入れる
言葉はシンプルにする. そのためには主語と動詞を含む文章で表現する.
WHY よりも WHERE/WHAT/HOW
答えをだすという視点で issue を定義する.
Why という表現には仮説がなく, なにに白黒をはっきりさせるべきかが曖昧.
- WHEREどちらか, どこを目指すべきか?
- WHAT なにを行うべきか, なにをさけるべきか?
- HOWどう行うべきか? どう進めるべきか?
比較表現をいれる
文章のなかに比較表現を入れる.
AかBかを見極めるissueならば, 「AではなくむしろB」という表現する.
- 全般的あるいは明確に変数を関連付けている.
- 複数の変数間の関係についての推測的記述.
Topics
よいイシュー/悪いイシュー
よいイシューの 3 条件(ref. 📚イシューからはじめよ).
- 本質的な選択肢である
- その結論によって大きく意味合いが変わる.
- 深い仮説がある
- 常識を覆す洞察がある.
- 新しい構造で世の中を説明している
- 答えを出せる
Insights
✨イシューは疑問形で表現することでそれに答えようとする意欲が湧く
✨イシューの表現方法は疑問表現と断定表現の2種類があるのように, たしかに2つの表現がある. しかし, どちらがよいかというと, 疑問形のほうがいい気がする. なぜならば, 疑問形にすることで, その問いに対して解決しようという思考モードになる.
これは, 🎴疑問型セルフトークから類推したインサイト.
🤔イシューに対する日本語の曖昧さにより理解に苦しんだ
このイシューというのがいまいち理解に苦しむのは, これを表現そのものズバリという日本語がないからだと思う.
イシューは「論点」「課題」「問題」と訳されるが, そもそも課題や問題はもともと意味を持っているのでそれと混在する形でイシューの訳としてつかっても混乱するだけな気が. 論点, 問題点, というような点という表現を使ったものは, 少し本質を表現しているかも.
日本語としてうまく表現されていなく, さらには書籍や記事や論者などのコンテキストで問題, 課題, イシュー, 仮説がそれぞれで説明されているのでそこがわかりにくい. そのコンテキストに閉じて定義されていればいいのだが, 比較で混乱することが多い. あの書籍で言ってたこれとこの人が言っていたあれはなんなんだ?みたいな.
🤔イシューは問題ではなく論点と訳すべき
イシューの訳について, 今は論点というのがいいんじゃないかなと思っている. Google検索でも論点の利用は多い. それは 🔗論点思考 - 内田和成(amazon) の書籍からきている可能性が高い.
問題と訳すのはわかりにくい. 問題は観測されるもの, 論点は推論で導出されるもの.
🤔イシューとは「考えること」とその包含としてての「やること」であり課題という訳は曖昧かも
論点という言葉を知らなかったまだ学生のころ, 問題/課題/解決策のワードでロジカルシンキングを学んだとき, どうも問題と課題の違いが分かりづらかった(今も). この原因は課題という日常で使われている用語と, ロジカルシンキングの文脈でイシューという用語に対する訳語としての課題が混ざっているからな気がした.
課題という言葉にはタスクという意味合いが強く, 先生から与えられるようなイメージだ. 問題を定義するというイシューからは遠い. そしてそういう理解のまま問題と課題について語られている文章をみると頭が混乱した.
update: <2023-11-28 Tue 16:16>
📝Org-modeだと見出しにTODOをつけてorg-ツリーを構築する. それはやることという意味であるけど, しばしば考えることというタスクとしてつかうこともある.
イシューというのは「考えること」というニュアンスがとてもよい気がするが考えることの延長で調査や検証もあり「やること」も含まれる.
🆚科学におけるイシューとビジネスにおけるイシュー
サイエンティストとコンサルタントでの生産性の高さが似ているとブログでも述べられていてこのインサイトがはてブでバズった結果, イシューからはじめよという書籍につながった.
ref. 💻ビジネスの仮説検証と実験の考え方 - FoundX
とくにコンサルタントは解決できるかどうかにこだわる(それでお金をもらうので当然といえば当然…結果を出さなければ詐欺).
ref. 学問的には難問に答えることが重要でもビジネスは成果を出すことにこだわる