不快感でそれがそこに存在するだけで気分や体調が悪くなる.
この問題の難しいところは, それが相手に失礼だったり倫理的に悪いことであっても, 自分の知覚から連動する身体反応として, 気分や体調が悪くなってしまうところ.
これは心身相関の問題. 心と身体は連動するからこそ, 心療内科という医療分野すらある.
たとえば, デブをみて吐き気を覚えて「デブは死んだほうがいい」と思うことは倫理的には悪いことかもしれない. しかし女子高生が気持ち悪いおっさんをみるだけで吐き気を催したらどうなんだろうか? 美人の奥さんのブサイクな夫を殴りたい衝動は社会的に避難されるので抑えないといけない.
難しい. 頭ではその考えは悪いことは分かっているんだけど, 身体が気持ち悪さに反応して, 実際に気分や体調が悪くなるのはどうすればいいんだろうか.
🌱ゲロを相手の顔に吐きながら不快な相手と対話するべきか
心では不快を示してはいけないと思っても, 生理的に気持ち悪くなり, 極論ゲロを吐きたくなったとき, じゃあどうするべきなんだろうか. これがネットの世界ならばシカトすればいい, しかしリアルワールドのとき, ゲロを相手にの顔に吐きかけながらそれでも向き合い続けるべきなのか.
🌱キモい存在で体調が悪くなるならば最善の対処方法はそれをシカトすること
キモい存在で体調が悪くなるならば, 最善の対処方法はそれをシカトすること. 相手に自分の不快感を伝えることは対立をうみだすだけで解決につながる低い可能性が低い.
その不快感が多数派ならば相手を説得できるかもしれないが, 大抵の場合, その不快感はマイノリティであり, わたしだけの不快感では相手を説得するには主張が弱いのだ.
そっと立ち去ること. SNSならばフィルタして永遠にそれをみないこと. SNSではキモチわるい自慢にあふれているが, 自慢大会を心地よいと思う人がそれを使えばいいが, それが不快な人はそもそも参加しないほうがいい. そもそもそのゲーム内で自分の不快感を主張しても分が悪い.
ただ, それに囲まれてどこを見回してもその存在を意識せざるを得ないとき, 現実を生きることはとても生きづらい.