衣類管理まとめ.
被服衛生学、快適性、温熱環境、人間工学
細菌
- 🦠皮膚常在菌: 主犯格
環境由来の細菌
モラクセラ菌(Moraxella osloensis)
- 生乾き臭の主犯
- 湿った洗濯物に繁殖
- 4-メチル-3-ヘキセン酸を生成→雑巾臭
- 洗濯槽・タオル・衣類に定着
バチルス属(Bacillus)
- 土壌由来、空気中にも存在
- 芽胞(spore)形成→熱や乾燥に強い
- 湿った環境で活性化
真菌(カビ)
マラセチア(Malassezia)
- 皮膚常在真菌
- 皮脂を餌にする
- 脂漏性皮膚炎の原因
- 衣類に移り、特有の臭いを発生
汚れの種類
- 皮脂汚れ
🧺衣類臭
雑菌の繁殖
- 汗や皮脂の汚れが残っていることによる
- 洗濯物を濡れたまま放置している
- 洗濯した衣類を濡れたまま放置しておくと、そこに雑菌がついて増殖してしまう
- 洗濯物が生乾きになっている
- 洗濯槽が汚れている
- たばこ臭
- 焼肉
対策
- 洗濯物はすぐ洗う・すぐ干す
- 温水で洗濯する
除菌
消臭
- 入浴後の浴室に干す
- 消臭スプレーをかける
バイオフィルム
洗っても落ちない.
細菌の指数関数的増殖
- 着用直後:皮脂・汗・皮膚常在菌が衣類に付着
- 2-4時間後:体温(約37℃)と湿度で細菌が活性化、増殖開始
- 6-12時間後:細菌数が10倍→100倍と指数関数的に増加
- 24時間後:皮脂が酸化し始め、細菌が脂肪酸を分解して臭い物質(ノネナール、酢酸など)を生成
- 48-72時間:臭い物質が繊維に深く浸透、通常の洗濯では落ちにくくなる
- 理想:着用後24時間以内に洗濯
- 妥協ライン:48時間以内
体臭は洗えば消える/衣類臭は蓄積する
- シャワー→皮膚の細菌・汗・皮脂を洗い流す
- 数時間で細菌数は元に戻る
- 制汗剤で一時的に抑制可能
- 繊維の奥に細菌が定着
- バイオフィルム形成→洗濯でも除去困難
- 時間が経つほど悪化(指数関数的)
洗濯前保存
洗濯頻度
毎日洗うべき/1回着用で洗濯
- 下着:陰部・肛門付近は細菌数が特に多い(10⁶-10⁷/cm²)
- 靴下:足裏は1日コップ1杯分の汗、密閉環境で細菌繁殖が最速
- インナー/Tシャツ:脇・背中から大量の汗と皮脂、直接肌接触
- ハンカチ/ハンドタオル
- ジムウェア全般
- 種類問わず1回で洗濯
- 大量の汗+体温上昇=細菌の最適培養条件
- 夏場
- 全アイテム1ランク頻度を上げる
- ズボンも1-2回で洗濯
2-3回で洗濯
- ズボン/パンツ:直接接触は腰・太もも部分のみ、汗・皮脂量は少なめ
- ただし夏場や運動後は1回で洗濯
- デニムは例外的に頻繁に洗わない人も(色落ち防止)
5-10回、または汚れ・臭いを感じたら
- アウター(ジャケット、パーカー):肌に直接接触しない
- インナーがある分、汗・皮脂の付着は最小限
- ただし袖口・襟は皮脂がつくので注意
24時間以内に洗う(下着/靴下/インナー/ハンカチ)
- 汗をかいた服は通気性の良い場所に一時干し(湿ったまま洗濯カゴに入れない)
- 洗濯カゴ自体も通気性の良いものにする
- 除湿剤や竹炭を洗濯物置き場に置く
まとめ洗い(ズボン/アウター)
- 通気性確保が最優先。ファブリーズは補助的に使う程度で十分.
- 帰宅後すぐハンガーに掛ける(汗が乾く前に)
- 可能なら一晩ベランダや窓際に干す(湿気・臭い飛ばし)
🧺洗濯
洗剤
漂白剤
酸素系漂白剤
過炭酸ナトリウムなどを主成分とし、酸素の泡で黄ばみ・シミ・ニオイを分解.
還元型漂白剤
手段
つけ置き
- 洗面器に40℃のお湯+重曹大さじ1で30分つけ置き後、手洗い
✋手洗い洗濯
- ぬるま湯活用
- 酸素系漂白剤を少量加える(色柄物も使える)
- すすぎをしっかり行う(洗剤残りが臭いの原因になる)
<2024-10-05 Sat 07:29>最近手洗いをすることにしてる. 少しずつ洗えば手間ではないので良い習慣だ.
洗濯機
- 洗濯機クリーナー
洗濯乾燥
- 濡れたまま放置すると雑菌繁殖
- 裏返して干すと生地の内側が乾きやすい
部屋干し
扇風機やサーキュレーターで空気を動かす
洗濯後
- アイロンがけ
衣替え
湿気対策カビやダニ
クローゼットに除湿剤
調湿剤
周囲の湿度が高い時には水分を吸収し、低い時には放出する
除湿剤
除湿剤は密閉した空間でないと効果を発揮しない
- カビやダニの発生を抑える