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苦痛と快楽の構造的な事象パターンの収集.

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📚脳が「生きがい」を感じるとき - グレゴリー・バーンズ

脳の深いところには、行動と報酬を結びつける構造がある。満足感の鍵となるこの部分は、チャレンジと新しい経験によって成長する。新しいことへの挑戦や初めてのことは、避けて通りたいもののように思われがちだが、実はそれらこそ満足感をもたらす要因なのだ。脳が、満足感をつかさどる。人間の動機は「快楽原理」(快楽を求め苦痛を避ける)のではない。ドーパミンは、たしかに食べ物やセックスのような快感に反応して分泌されるが、騒音(歌劇「軍人たち」がいい例)や電気ショックなどの不快なものへの反応としても分泌される。ドーパミンは、「新しさ」によって分泌される。知的で好奇心旺盛で常に新しいものを探している人類を作ったのは、新しさへの欲求なのだ。

「あたれられた結果に満足を覚えている最中もその満足感は薄れてゆき、次第に無関心になり、新たな渇望が沸いてくる。」快楽の踏み車は、主観的な満足感を同じレベルに保つために、より高いレベルの報酬を求めさせる。

SMの世界は、体験そのものよりも、期待がすべてなのだ。期待している状態のほうが、体験している状態よりもいい。傷みの快感は不安から生じ、その不安は、脳の新しさへの渇望に根ざしている。結果を先送りすると不安が生まれる。痛みをコントロールされることが快楽だ。コルチゾールとドーパミンの相乗効果が、痛みによる満足感の鍵。コルチゾールはストレスから生じる。とくに、肉体的ストレスから。ドーパミンは新しさから。よって、肉体的なチャレンジが、もっとも満足感を得やすい。

快楽の本質は飽きっぽいもの。快楽は心地よいものだが、そのはかなさゆえ、最後にはむなしくなってしまう。満足の追求と、快楽の追求は別のものだ。満足とは、自らの行動に意味を見つけたいという行動だ。意味とは、喜びよりも、さらには幸福感よりも長く持続する。

満足感を得るには、まず行動が求められる。それこそが、快楽と幸福感との決定的な違いだ。