Learned helplessness.

学習性無力感とは

長期にわたってストレスの回避困難な環境に置かれた人や動物は, その状況から逃れようとする努力すら行わなくなるという現象.

自分の行動が結果を伴わないことを何度も経験していくうちに, やがて何をしても無意味だと思うようになっていき, たとえ結果を変えられるような場面でも自分から行動を起こさない状態.


敗北反応

学習性無力感の症状. 学習性無力感は現象、敗北反応は状態.

  • その圧倒的に不愉快なストレスが加えられる状況から、自ら積極的に抜け出そうとする努力をしなくなる
  • 無駄な努力と断じて、自発的行動を起こさない
  • ストレスが加えられる状況、又ストレッサーに対して何も出来ない、何も功を奏しない、苦痛、ストレス、ストレッサーから逃れられないという状況の中で、情緒的に混乱をきたす

非随伴性

行動と結果の間に直接的な関係がない状態. 随伴性は、自分の行動が結果を伴うかどうか.

🐕無力なイヌ

セリグマンの心理学実験.

パプロフの犬、S-R理論では説明できない奇妙な現象をセリグマンは発見、そこから10年くらいこの現象を研究.

  • 🐕パブロフの犬
  • 🔖自由の効力を科学的に解明したとして話題になった.
  • 当初、先輩の実験をみたとき、無力状態を科学的に理解する研究がないことに気づいた. 無力が学習でみにつくものなら、学習で克服できることを証明しようと思った.
  • 無力感は実験室で作り出せることを発見した、じゃあこれを直すにはどうすればいいの?

治療

反応しても無駄であるという信念を変えること.

うつと学習性無力感

📝抑うつ状態に似た症状.

🐕学習性ストレス反応

🐵感作 🔥闘争逃走反応

🐕学習された闘争反応

🖤PTSD

🐕学習された逃走反応

🖤ひきこもり

🤔学習性無力感は闘争逃走反応の凍りつき反応

ストレッサーがないのに凍りつく反応といえる.

すると、ストレッサーがないのに攻撃性や不安を感じたるする反応は?

😄学習性楽観主義

Learned Optimism. 👨マーティン・セリグマン.

🛕楽観主義

📜無力感が学習できるならば希望も学習できる - マーティン・セリグマン

悲観主義や無力感も環境・状況により後天的に学習するのであれば、楽観主義や希望も学ぶことはできるのではないか.

実験室では犬に無力感を学習させるメソッドを確立した. それならば楽観主義も学習可能では?それを科学的に証明してやる!という若きセリグマンの野望.

🔬「自分でなんとかできる」という感覚が学習性無力感を逆転させ勇敢にさせる

学習性無力感のその後の実験.

電気ショックを浴びせつづけられたラッドの中には、学習性無力感に落ちいらずに、むしろ自信をつけ、勇敢になるケースがある. それは、制御可能な電気ショックを体験して学習することで、恐怖に対する向き合い方が変わる.

「自分でなんとかできる」という感覚.

ref. 📚スタンフォード式 人生を変える運動の科学 - ケリー・マクゴニガル, p176

📚Learned Optimism オプティミストはなぜ成功するか - マーティン・セリグマンによるとこれで業界激震したらしい.

私たちは学習理論の大前提――学習は反応がほうびか罰をもたらすときにのみ起こる――に挑戦し、それが間違っていることを証明したのだ。

世界中の学習理論学者たちに挑戦状がたたきつけられた。大学院の青二才二人が、行動主義の偉大なる創始者B・F・スキナーとその弟子たちに向かって、彼らのもっとも基本的な前提が間違っていると宣言したことになる。


📚Learned Optimism オプティミストはなぜ成功するか - マーティン・セリグマン

ポジティブ心理学誕生前のセリグマンのキャリアや考え方も書いてある.

Insights

🔗References

Journals