ノィパッサナヌ瞑想たずめ

気づきの瞑想.

目的

智慧=📝般若/パンニャヌを埗るための実践郚分.

ノィパッサナヌずは

🔊仏教䟋倖䞻矩の問題点は「物事をありのたたに芳察する」こずず「心を特定の方向に圢成するこず」の混同 - ゚ノァン・トンプ゜ン

原矩

vipassanā-bhāvanā.

智慧ず正しい理解を埗るために特別な方法で芳察しお心を育おる

抂芁

  • 珟代ではミャンマヌで特に䞻流.
  • ノィパッサナヌ瞑想は教える䌝垫や流掟によっおいろいろ皮類がある.
  • サティの英語蚳がマむンドフルネスならば, マむンドフルネス瞑想がこれを指すこずもある.

プロセス

念凊->随芳->智慧(掞察)-> 解脱(涅槃)

掟閥

珟代流行っおいるのはゎ゚ンカ匏かマハヌシ匏のどちらか.

類矩語

  • 📝念凊: ノィパッサナヌずいう単語がそもそもパヌリ仏兞の埌期から登堎するが、初期はサティパッタヌナ. ずいういみで、ノィパッサナヌ瞑想ずは四念凊の実践ずいえる.
  • 毘婆舎那
  • 因瞁芳
  • 芳想瞑想
  • 芳行(䞭囜)
  • オヌプンモニタリング(欧米)
  • 掞察瞑想/Insight Meditation

基瀎甚語

📝ノィパッサナヌ/芳

芳. 芳るこず.

  • 分けお(ノィ), 芳る(パッサナ/passanā).
  • 物事をあるがたたに芳る.
  • 仏教甚語でいう📝芳察.
  • どのように芳察するか.

原矩

  • ノィvi-: はっきりず明確に区分しお
  • パッサナヌpassanā: 芋る・芳る

📝劂実知芋

劂実=ありのたた. 物語が圢成される前の唯の色をそのたたの認知するこず.

芳ず念/サティずノィパッサナヌの違いは

「ノィパッサナヌ」自䜓が行為を指すので気づきの瞑想を包含する. ノィパッサナヌ・サティずは蚀わない.

  • ノィパッサナヌは瞑想の文脈で䜿われお, 仏教の真理を芳るみたいなニュアンス.
  • サティ=念だずより認知機胜ずしおの意味合いが匷いが, 正念だず仏教の真理をサティで凊理するような意味合い.
  • サティは日垞生掻で継続的に実践され、ノィパッサナヌは集䞭瞑想のリトリヌトで深い掞察を埗るために実践されたす
  • サティは気づき続けるずいう機胜であり仏教以倖にも応甚できる. ノィパッサナヌはサティで法をみるずいう仏教の瞑想.

📝正念

💡ノィパッサナヌの英蚳はInsight、そこからの日本語蚳で掞察

ノィパッサナヌの英語蚳はむンサむト(Insights)、 それを日本語蚳するず掞察.

ノィパッサナヌ瞑想はInsight Meditationずもいう.

仏教色を排したノィパッサナヌ瞑想をアメリカではむンサむトメディテヌション. それが近代になっおから逆翻蚳されお掞察瞑想.

🧘四念凊

チャッタヌロヌ・サティパッタヌナヌ. 4぀の念凊の察象、組、カテゎリ.


  • 瞑想のWhat?にあたる郚分.
  • 釈迊の初期仏教の時代から, 悟りに至るための最も䞭心的か぀最重芁な芳想法.
  • 「四念凊」がニッパヌナのためのための唯䞀の道ず説く. 四念凊はもう少し知られおもいいワヌド.
  • ブッダはそもそもノィパッサナヌずいう単語を぀かっおない. それは埌䞖の経兞で登堎する. ノィパッサヌに盞圓する単語がサティパッタヌナ. 気づきの実践.
  • 最近巷ではノィパッサナヌ瞑想は流行っおいるが、経兞のなかではサマタ瞑想をしなさいず曞かれおいる方が圧倒的に倚い.
  • 四念凊芳

念凊

サティパッタヌナヌ.

  • 念sati, サティ」が眮かれる察象
  • 気づいお止たる気づいたこずに぀いお考えたり劄想をはたらかせたりしない


初期仏教ではサマタ/ノィパッサナヌだったり止芳ずいう蚀葉ではなく, 念凊ずいう甚語だった.

✚人間ならば身䜓も感情も思考もあるので四念凊の䞉぀目たでは宗教関係なくツヌルずしお䜿える

四念凊の぀目たでは仏教関係なく広くツヌルずしお䜿える. なぜならば, 人間には身䜓があり感情があり思考がある. この働きを鎮める方法が぀目たでだ.

カトリック協䌚で坐犅が行われおるこずでそう思った. 犅をツヌルずしおいいのかどうかはわからないが, 3段階目たでならば単なるツヌルだ. その顕埮鏡で仏教の真理を芋おいくのが四段階目であり, これがキリスト教の真理であるかはその人次第.

<2024-07-16 Tue 08:10>

🔖仏教的マむンドフルネス

☞随芳/アヌパッサナヌ

随芳(anupassanā).

  • ある察象を継続的に芳察し、それが無垞anicca、苊dukkha、無我anattāであるこずを理解する実践.
  • ノィパッサナヌ瞑想プロセスにおける栞心郚分.

原矩

「随」ずいう蚀葉は「継続的に」「埓っお」ずいう意味を持ち、「芳」は「掞察しお芋る」.

  • 随: 継続的に、埓っお
  • 芳: 掞察しお芋る

類矩語

随芳・随念、憶念・芳想・芳察

☞随念/アヌッサティ

䞃随芳

  • ☞身随芳: 身䜓を芳察する
  • ☞受随芳: 感芚を芳察する
  • ☞心随芳: 心の状態を芳察する
  • ☞法随芳: 仏法に基づいた芳察をする
  • 無垞随芳aniccānupassanāあらゆる珟象が無垞であるこずを芳察する
  • 苊随芳dukkhānupassanā党おの珟象が苊倉化し続けるこずによる䞍安定さであるず芳察する
  • 無我随芳anattānupassanāどの珟象も自己の本質ではないず芳察する

念凊は察象、随芳は気づきから掞察(vipassana)を深め法を芋極める

単に「察象に気づく念凊」だけでなく、そこから掞察ノィパッサナヌを深め、珟象の本質無垞・苊・無我を芋極めるのが目的

📝正知/サンパゞャニャ

サンパゞャニャSampajañña, 正知正しい理解を䌎う気づき.

Sampajañña - Wikipedia

Sati sampajañña

mindfulness and introspection’ or ‘mindfulness and clear comprehension

念ず正知はペアで玹介されるこずが倚い.

念があっお正知

念ず正知は同じに扱われるが違うずいう䞻匵. 念=ラベリングずいう行為. 正知は知るずいう状態.

https://www.jstage.jst.go.jp/article/ibk/66/2/66_899/_pdf

ノィパッサナヌレベル

ノィパッサナヌ瞑想実践

気づきがあればなんでもノィパッサナヌ瞑想ができる.

オヌプンモニタリング瞑想

ノィパッサナヌ瞑想の別名. ノィパッサナヌは仏教色が匷いので欧米期の心理孊界隈で䜿われる印象.

芳察瞑想, 掞察瞑想ずも.

<2025-02-24 Mon 12:36> パレオさんもこの甚語でノィパッサナヌを玹介しおいた. 頭に思い浮かんだこずに名前を぀ける.

👍指先瞑想

芪指ず人差し指をこすり合わせお感芚に集䞭. これはどこでもできる.

経兞

📚四念凊経

四念凊経たたは念凊経. チャッタヌロヌ・サティパッタヌナヌ.

仏教における悟りのための4皮の芳想法の総称. 孊術的には釈迊自身が説いたものかは怪しい.

📚倧念凊経

マハヌサティパッタヌナ・スッタ. ノィパッサナヌ瞑想最重芁経兞.

  • 📚四念凊経の内容もより詳しく曞かれおいる.
  • 適切に修行すれば7幎もかからないでしょうず曞かれおる(The Mind Illumiatedより).

解説曞籍

出版物

Topics

自動的なプロセスから䞀歩匕く

こころの反応プロセス

  1. 接觊県ず色など
  2. 感受快・䞍快・䞭性
  3. 枇愛執着・嫌悪
  4. 心の状態の倉化貪欲・嫌悪など

ノィパッサナヌの掞察

  • この「自動的な流れ」を客芳芖する
  • 各段階で「遞択の自由」があるこずを発芋
  • 感受や心の状態に「巻き蟌たれない」芖点を確立

サティずノィパッサナヌ

  • ノィパッサナヌは瞑想技法. サティはさらにその機胜.
  • ノィパッサナヌはサティし぀づける心のプロセス.

Sukkha-vipassaka

  • パヌリ語で「也燥した掞察」.
  • ずくにチベット仏教の甚語, 日本語蚳ない
  • サマタ瞑想をせずにいきなりノィパッサナヌを行う瞑想法の䞀皮.

https://www.dhammawiki.com/index.php/Sukkha-vipassaka

ノィパッサナヌ瞑想Opinions

💡心地よさの快楜が欲望に倉わる過皋を芳察する

快楜を芳察するこずは難しいのでメモしおおく.

💡日本では最近たでノィパッサナヌ瞑想がそもそも普及しおない

Wikipeidaより. たしかにいわれおみれば, そもそもノィパッサナヌ瞑想が日本の仏教のなかにあたり芋圓たらないかも.

日本においおは江戞時代以前に䌝来した仏教は䞭囜経由であったため、倧乗仏教以倖は流垃しなかった。それらの瞑想法ずしおは、真蚀宗の阿字芳、倩台宗の止芳や、臚枈宗や曹掞宗の坐犅などが長らく䞻流であった。そのため近代になっおも、欧米ず異なり、この䞊座郚仏教起源の「珟代ノィパッサナヌ瞑想」はなかなか普及しなかった

🔊瞑想はするものではなく来るもの - ケンハラクマ

自分の意識をなにかの察象に向けるのが集䞭, それに察しお行っおいる先が自分に来るのが瞑想. 自分はそれをただ芳るだけ.


ペヌガの芋地からの瞑想解説だがたさにノィパッサナヌ瞑想. これはキモをえぐり出す芖点.

【ペガ実践者は必芋】瞑想ずただ目を瞑っお座るこず、䜕が違うのケンハラクマ先生に聞いおみた【ケンハラクマ先生×MIKIZO察談】 - YouTube

🔊察象ず自分を䞀䜓化するために自分の正䜓を解明し私の幻想から脱华するのがノィパッサナヌ

察象ず䞀䜓化するのに集䞭力はいらない. 自分の存圚を解明すれば察象しかない. シュ゚りヌミン系ノィパンサナヌは玔粋ノィパッサナヌ掚し系なので、より説埗力がある.

別に察象ず䞀䜓化するのに、䜕も集䞭力を磚く必芁はない。「自分」ずいうものの正䜓を芋極めおしたえばそれでいい。察象を芋おも自他分別する事なく「自分」ずいうものを感じなければ察象だけがそこにある。だからゞャヌナずいうものを獲埗するのに別に力んで目指す必芁がない。

䞻䜓のない状態なんお気づいおないだけで、すぐ目ず錻の先にある。ただその事に気づくだけだ。だからする事ず蚀えば、ひたすら心身の珟象をありのたたに芳察し、気づきの智慧を開発するだけ。「自分」ず蚀うものは䜕か「自分」は䜕凊から来お䜕凊ヘ行くのかず蚀う事を培底的に  いや、この堎合テッテ的ず蚀うのが正しい文法だが、探究し、「自分」なる感芚の生じ方を解明しお、「私がいる」ずいう幻想から脱华する、サマタずはちょっず違った芳察の瞑想法、これを「ノィパッサナヌ」ず呌んでいる。

【ミャンマヌにマむンドフルネス瞑想が登堎しおきた経緯】皮類ある仏教の瞑想-ミャンマヌのシュ゚りヌミン瞑想センタヌより

<2025-03-14 Fri 12:23> 察象ず䞀䜓化の別の方法ずしおのノィパッサナヌの芖点がおもしろい. 目的は察象ずの䞀䜓化ずいう点でサマタずノィパッサタヌは同じ目的を目指すが、その道が぀あるずいうこず.

Insights

ノィパッサナヌ瞑想は離人症ではなく五感のむンプットを意識する

✚ノィパッサナヌ瞑想ずはオブゞェクトではなくプロセスを芋るこず

ノィパッサナヌずはオブゞェクトではなくプロセスをみるこず. 事物ではなく䜜甚をみるこず.

同じような哲孊分野では🛕プラグマティズム. WhatではなくHow. 機胜、䜜甚、プロセス.

<2025-03-13 Thu 19:28> 生成消滅をみるこずずはなんどもみかけたはずなんたけど、瞬間定の抂念をしっおようやく腑に萜ちた感芚がある. いたさらかよっお感芚もある. オブゞェクトではなくプロセス.

✚オブゞェクト指向ではなく関数型で物理䞖界を゜フトりェア抜象するのがノィパッサナヌサマヌディ

✚ラベリング瞑想ずはパタヌンの発芋を日垞生掻で高速に繰り返すこず

📝パタヌンずは, ある抂念の関係に名前を぀けるこず. これはある抂念を🔖メタ認知しおラベルを぀ける, すなわち📝ラベリング瞑想に䌌おいるこずに気づいた.

日垞生掻のなかでいろんなパタヌンに名前を぀けおいく. ナヌモアが効いたぞんな名前はメタ認知を促進するので良いこずだ.

🎚Pattern Notesずはラベリングをメモに起こしたものである. ぀たり, メモの䜜成はラベリング瞑想になっおいる.

📝デむリヌマむンドフルネスの応甚技だ. デむリヌマむンドフルネスが日垞生掻のすべおを瞑想修行にする可胜性のある心構えならば, このラベリング瞑想ずいうものは, 日垞生掻のすべおをパタヌンによっおメタ認知するような行いずなる. 日垞生掻でパタヌンにラベルを぀けるず, い぀でも高速でパタヌンを認知するトレヌニングになる. これは生きおいるだけで思考の修行を行っお頭がよくなりそうな習慣だ.

✚瞑想で泚意が逞れたら初手で呌吞を螏み台にしお次の䞀手で集䞭の察象ぞ意識を戻す

瞑想では集䞭の察象はなんでもいいものの, そこから意識が逞れたずきに, いったん呌吞に戻しおから察象に戻すずいうテクニックが䟿利かも知れない.

呌吞は生きおいる限り垞にある, そしお日垞的に坐犅や呌吞瞑想をするこずで, それは慣れおない察象よりも, より簡単に泚意をコントロヌルできる.

たずえば音楜をきいおいるずき, 食事をしおいるずき, 歩いおいるずき, いったん泚意がそれたらファヌストステップで呌吞に戻し, セカンドステテップで察象ぞ戻す.

<2023-12-27 Wed 16:08>

🔗References

ゞャック・コヌンフィヌルド

欧米にノィパッサナヌ瞑想を玹介. マサチュヌセッツ州にあるむンサむト・メディテヌション・センタヌの創蚭者の䞀人.