個々の消費者, 企業, 産業などの経済行動や意思決定を分析する分野.
- 需給, 価格, 市場構造, 競争, 生産などの概念が扱われる.
分野
価格理論、ゲーム理論、契約理論の三分野がミクロ経済学の主要分野
応用
Concepts
利潤最大化
研究対象
- 🆚需要と供給: 価格はどう決まるか
- 消費者行動 — 人はどう選択するか(効用最大化)
- 企業行動 — 企業はどう生産・価格を決めるか(利潤最大化)
- 市場構造 — 完全競争・独占・寡占の違い
- 市場の失敗 — 外部性・公共財・情報の非対称性
💱抽象的市場
近代以後(しじょう)
🆚需要と供給が価格を通じて調整される抽象的な仕組み
- 💱金融市場: 株、債券、為替、コモディティ、暗号資産、デリバティブ
- 👷労働市場
- 不動産市場
- 権利・枠: ドメイン、商標、特許、IP、排出権、漁業権、電波、営業免許
- 時間・座席: 航空券、ホテル、イベントチケット、駐車場、会議室
- 計算資源: GPU 時間、電力、帯域、ストレージ、クラウドのスポット枠
- 注意: 広告枠(リアルタイム入札は完全に金融市場と同型)
- 請求権: 債権買取、売掛金、ポイント/マイル/ギフト券
- 市場は自然に存在するものではなく、発明品
市場機能
🪙価格理論
価格とは
✨希少性
財を生産するための資源が有限にしか存在しないという状態.
- 対義語は豊富性.
💱トレードオフ
両立できない関係. 一得一失. あるものを手に入れるために在るものを失う.
- 投資に置いては, リターン, コスト, リスクの関係.
- 対義語は両立性(コンパチビリティ、英: compatibility)
revenue = reward - cost x risk.
消費者理論
消費者行動 — 人はどう選択するか(効用最大化)
生産者理論
企業行動 — 企業はどう生産・価格を決めるか(利潤最大化)
均衡理論
💱マーケットデザイン
市場設計(market design)金融以外にも対応.
価格メカニズムがうまく働かない現実の状況に対して、ミクロ経済学やゲーム理論の理論を用いて新しい取引ルールや分配の仕組みを構築する分野
目的
「誰に何をどのような手続きで割り当てるか」という交換ルールを設計(デザイン)することを通じて、効率的で公平な結果を実現すること
応用
特定の市場の仕組みを分析し、壊れている市場を修復する、あるいは 存在していない市場を新たに作り出す
オークション理論
マッチング理論
板寄せ・オークション型
- 魚市場のセリ、農産物の競り、ネットオークション
- 📝板情報/LOB
📝相対取引(OTC)
相対取引(Over the Counter/OTC).
- 📝板取引とは違う取引方法. 取引参加者と取引所が取引をする.
- 家や中古車の個人売買、企業間の契約交渉
マーケットメイカー型
市場成立条件
市場が成立する条件:
- 標準化できる — 「トヨタ株1株」は誰にとっても同じ。中古車や土地は1つ1つ違うので市場になりにくい
- 参加者が十分多い — 少ないと値がつかない
- 所有権と決済が確定できる — 誰のものかを法制度が保証できる
- 情報格差が大きすぎない — 売り手だけが品質を知っていると、買い手が警戒して市場が消滅する(中古車の「レモン市場」)
市場がない、または極端に薄いもの:
- 隣の土地、自宅
- 非上場企業の株式
- あなたの将来収入
- 個人への貸付
- 美術品
投資対象のほとんどには市場がない. 市場があるものはむしろ例外的で、だからこそ制度とインフラが整備されている.
🆚需要と供給
需供.
需要/Demand
個人や企業などの経済主体が市場において交換・販売を目的として提供されている財やサービスを購入しようとする(消費)行為.
供給/Supply
経済主体が市場で交換・販売を目的とし自己の所有物を提供する(生産)行為.
需要供給曲線
均衡点
需要と供給がつりあう点. 均衡価格
💰限界効用
財(モノ、およびサービス)を1単位追加して消費することによる効用(財から得られる満足度)の増加分.
📐限界効用逓減の法則
ゴッセンの法則. 財の消費量が増えるにつれて、その財の限界効用が小さくなること.
よいことも悪いこともすぐに慣れてしまう.