大学で数学専攻した. 精確にいえば応用数学なものの, 理学部なので数学の書籍と格闘するだけ. 学部の数学科の授業なんて大半が先人の理論の定理証明定理証明の繰り返しだ. 定義から定理を導き, それに基づきさらに定理を証明する… これを公理系という.
院にいくともっと自分の考えで研究ができたのかもしれないが, 学部はもっぱら基礎を学習するのみで終わる. わたしは📝情報理論の研究室に所属したが, 結局やっていたことは英語の情報理論の書籍の輪読で, 毎週1回教授の前でホワイトボードの前で数式を証明する. コンピュータは使わないガチ数学.
証明があまいと, そもそも定義に遡って説明が求められる. 前提となる定義と定理を理解していないと, それを元に構築するロジックが理解できてない. 毎週毎週先生に突っ込まれて微妙な気分になりながら苦労したトラウマがある.
その経験が, 数学でなくても, まずはそもそもこの単語の意味はなんなのか?と考える習慣になっている. 数学と哲学が近いところはここかもしれない.
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<2023-02-17 Fri 10:58> - 🌳数学
- ⚫東京理科大学理学部第一部数理情報科学科に入学(2006/04)