「クラシック音楽に感動するコツは言語を介さないできくこと」

言語を介さないで音を音としてそのまま捉える. 言語がでてくると思考が勝手に動き出す. 思考が現れたら音楽に戻す. 逸れたら戻す, それを繰り返す. 思考が静まり洞察だけで音楽を観察できるようになったら, 指揮者のようにすべての音を捉え, そのバランスのハーモニーを捉える.

これはサマタ/ヴィパッサナー瞑想のようなトレーニングが必要. サティは言語を捉えずに身体感覚や感情を観る. なぜならば, 思考を介すると思考が暴れる.

思考が鎮まると瞑想状態が深まるようにして, 思考が静まり音を音だけで捉えると音楽への没入感は深まる.

一般化できるかはわからないが, 少なくともわたしにはこのルールは強く作用する. これは結構確信に近い.


✨オーケストラの鳴り響くすべての音の一つ一つにサティを向ける

オーケストラの鳴り響くすべての音の一つ一つにサティを向ける. 集中状態であればあるほどに, 一つ一つの音を精緻に感じ取れるようになる. サティによって微細な感覚まで感じ取ることができるように, 音の精緻な響きに潜り込んでいくことができる.

フィナーレで楽器の音が増えるときこそ, 一歩ひいて指揮者の視点ですべての音を聞き分けて掌握する.