フランスの哲学者.

聖なるもの

日常の秩序(理性・勤労・効率)を破壊する力

バタイユ的逸脱

逸脱の瞬間に、「私とは何か」「生とは何か」という根源に触れてしまう。

聖なるものや「内なる経験」に触れる.

侵犯/タブー破り

タブーを破る「侵犯」も、彼が重視した逸脱の一種

💰蕩尽

それ自体のための、あるいは単に役に立つことを超えた目的のための消費.

見返りのない損失. 💰消費

「役に立たない」行為に、効率だけでは説明できない人間の本質的なエネルギーが宿っている.

奢侈

ぜいたく.

基本的な必要を超えた商品やサービスの創造と消費であり、しばしば資源と労働の莫大な浪費を伴う.

供犠

いけにえ.

物質的な利益のためではなく、聖なるものとの繋がりを確認したり、あふれるエネルギーを解放したり、力を誇示したりするために、価値のある物品、動物、あるいは人間を儀式的に破壊すること.

📚内的体験(無神学大全) - ジョルジュ・バタイユ

至高の行為とは、次のようなものだ。

  • 陶酔、酩酊
  • エロティックな流出
  • 笑い: 存在の裂け目
  • 供儀(映画や小説も含む)の流出
  • 詩の流出

人間の内面的な極限的体験. 第一次世界大戦が強く影響. これを表現として突き詰めたのは🎨シュルレアリスム.

📚サイファ 覚醒せよ! - 宮台真司/速水由紀子(2000)

<2025-05-14 Wed 10:26> 大学生のときに笑いと書いてあったので落研部員は喜んだ.


  • 陶酔・サマタ的恍惚 → シータ/アルファ優位
  • 流出・裂け目・洞察 → ガンマバースト頻発

📜笑いとは存在の裂け目である - ジョルジュ・バタイユ

❤エロティシズム

💕リビドーの美学的視点に焦点を当てた概念である。とりわけ性的活動への期待感.

この用語はバタイユが論じた.

  • 身体のエロティシズム:肉体的快楽を通じた個体性の解体
  • 心のエロティシズム:精神的な結合と融合の体験
  • 聖なるエロティシズム:宗教的恍惚と結びついた究極的体験

📚エロスの涙 - ジョルジュ・バタイユ

エロスの涙 - ジョルジュ・バタイユ 樋口裕一訳

性行為(これこそが人間の起源であり、始まりである)における人間の本質は、狂乱という出口しかない問題を人間に提出する。この狂乱は「小さな死」(性行為によってひきおこされる恍惚状態を指す俗語)の中で味わうことができる。「小さな死」を最終的な死の予感としてこそ初めて私は十全に生きることができるのではあるまいか。

痙攣的な喜びの荒々しさが私の心の中にある。この荒々しさは、言うも恐ろしいことだが、同時に死の中心にもある。その中心は私の中で口を開いている。

理性の「末端」は理性を超えるものであり、それゆえ、理性の「目的」は理性を超越することと矛盾しないという事実、その事実にこそ、理性の限界があるのだ。

笑いと嗚咽の混乱の中にいて、自分を破壊されそうな興奮にかられながら、私が超越の荒々しさによって捕らえるのは、わたしの力を超える快楽と恐怖とが似ているということであり、耐え難い悦びと最終的な苦痛とが類似しているということなのである。

エロティシズムの基本は性行為である。ところで、この行為は禁止を受けることになる。愛の行為を行うことは、こっそりとするのでない限りは、とんでもないことであり、禁じられているのである。ところが、こっそりとそれをすると、禁じられているものは禁じられているがゆえに、変貌し、不吉であると同時に神聖な明かりで照らし出される。一言で言えば、宗教の明かりで照らし出される。禁止に違反することが人の心を魅了するのだ。

しかし、この輝きを放つのは単にエロティシズムだけではない。死が喉を開いて、一人の人生を終わりにする瞬間に作用する荒々しい激しさが働くたびに、その輝きが宗教生活を照らし出す。

私たちの人生全体は死に覆われている。しかし、私の中では、決定的な死は奇妙な勝利の意味を持っている。詩は輝きで私を浸し、私の中に限りなく楽しい笑いを開く。消滅の笑いである。「小さな死」においては、実際には死なないままで、大勝利の感覚の中で崩れ落ちることができる。

宗教的恍惚とエロティシズムと、とりわけサディズムとは同じものなのだ。エロティシズムは、恐怖と宗教的なものの一体としての宗教的エロティシズムの中にある。宗教は全面的に供犠に立脚している。しかし、果てしない遠回りによってのみ、エロティシズムは、いくつもの対立がはっきりと結びつきあっているように見える瞬間に達することができたのである。すなわち、協議の中にある宗教的恐怖が、エロティシズムの深遠にある、エロティシズムのみが光を当てることのできる最後の嗚咽と結びつく瞬間に。

🦊with me

内的体験の、とくに「笑い」が気になった気がした.

📚邪悪な文学誌(監禁・恐怖・エロスの遊戯) - 許光俊 青弓社(1997), 許光俊さんの著作の延長でバタイユの書籍を大学の図書館で読んだ記憶がある.