サーガディアンリズム, 概日リズム. 🕜体内時計のなかで24時間周期のもの.
- 2017年ノーベル生理学・医学賞. ジェフリー・ホール、マイケル・ロスバッシュ、マイケル・ヤング
定義
概日リズムは、次の3つの基準で定義できる
- そのリズムが恒常的な状態(例えば恒暗状態)でも約24時間の周期を持続する。
- そのリズムの周期が光パルスや暗パルスによってリセットされる。
- そのリズムが温度補償性を持っている、つまり一定範囲内の温度において周期が変わらない。
構成要素
自律神経系リズム
- 心拍、体温、脈拍
内分泌ホルモン系
コルチゾール、メラトニン
代謝系リズム
💤睡眠覚醒リズム
https://www.aeromedical.or.jp/circular/21gou.htm
💤睡眠Weverモデル
💤睡眠覚醒2プロセスモデル
睡眠圧とサーカディアン覚醒度で睡眠覚醒サイクルをモデル化.
- Process S: 💤睡眠圧
- 性質: 起床からの経過時間に応じて単調増加
- リセット: 睡眠によってのみ減少
- メカニズム: アデノシン蓄積、グリア細胞の代謝物、シナプス可塑性の飽和
- 曲線: 指数関数的に上昇し、睡眠中に指数関数的に減少
- Process C: 👁サーカディアン覚醒度
- 性質: 約24時間周期で変動
- 独立性: 睡眠圧とは無関係に振動
- メカニズム: 視交叉上核(SCN)の体内時計、メラトニン、コルチゾール
- 曲線: 正弦波的な変動。通常は夕方にピーク、明け方に最低
💤睡眠フリップフロップスイッチモデル
flip-flop switch.
睡眠中枢と覚醒中枢は「シーソー」のように、一方が活発になると他方が抑制される関係. いわゆる、ししおとし.
- 覚醒時: 覚醒中枢が優位で、オレキシンが覚醒実行部隊を後押しして覚醒を維持します。
- 睡眠時: 睡眠中枢が活性化し、覚醒中枢とオレキシンを抑制して安定した睡眠を促します。
- 💤睡眠覚醒2プロセスモデルの生理学/神経科学からの具体化.
- 2001の論文で体系化
睡眠中枢 (Sleep Center)
- 役割: 睡眠を誘発し、維持する中枢。
- 主な部位: 視床下部前部(VLPO: 腹外側視索前野)など。
- 主な物質:
- GABA(抑制性神経伝達物質)を放出し、覚醒中枢の活動を抑える。
- 💊アデノシン: 身体活動によって作られるが蓄積すると、睡眠圧が高まり眠気を誘います。
覚醒中枢 (Wakefulness Center)
- 役割: 覚醒状態を維持し、睡眠中枢の働きを抑える。
- 主な部位: 脳幹網様体、視床下部、脳幹など。
- 主な物質:
- 💤オレキシン: 覚醒を強力に促進し、覚醒状態を安定させる重要な神経伝達物質。
- ヒスタミン、セロトニン、ノルアドレナリン: 覚醒に関わる他の神経伝達物質。
👁サーカディアン覚醒度
サーカディアン覚醒度
特徴
-
性質: 約24時間周期で変動
-
独立性: 睡眠圧とは無関係に振動
-
メカニズム: 視交叉上核(SCN)の体内時計、メラトニン、コルチゾール
-
曲線: 正弦波的な変動。通常は夕方にピーク、明け方に最低
眠気推定
覚醒の数値化. エンジニアリング.
- 👁瞬き, webカメラから測定可能
- 体温
Driver Drowsiness Detection
車の運転からよく研究されてる. Driver Drowsiness Detection
眠気を判定!目のまばたき検知をDlibとOpenCVを組み合わせて数十行で作る #Python - Qiita
📊α/θ波比
- 覚醒 → アルファ優勢
- 眠気上昇 → θが前頭部〜中央部で増える
- 入眠遷移(N1)でθが優勢に
EEG-based drowsiness index の基本
🧠視交叉上核
体内時計のマスタークロック.
時間割
- 💤睡眠慣性: 起床後90分まで
- 🌅午前ピーク/Morning Peak: 起床後1.5時間. 4h
- 💤ポストランチディップ: 起床後6時間. 3.5h
- 🌇夕方ピーク/Evening Peak: 起床後9.5時間. 3.5h
- 🌃DLMO: 就寝前2時間
- 💤Nadir: 体温、心拍数最低点
💤睡眠慣性
Sleep Inertia. 目覚めから完全覚醒までの眠気の継続.
- 開始:起床直後
- 継続時間:15-90分(個人差が大きい)
- 気分の評価が睡眠の質を図る目安となる.
- 💡コルチゾール覚醒反応/CAR: 起床後30-45分.
- 💡起床後90分はコルチゾールとカフェインによって覚醒が焦りになるので取らない
best practice
- 屋外で10-30分の光曝露、
🌅午前ピーク/Morning Peak
first peak. 名称なし?first peak
- 開始:起床後2-4時間
- 継続時間:3-4時間程度
💤ポストランチディップ
Post-lunch dip. アフタヌーンdip
- 開始:起床後6-8時間後(時刻でいうと13-15時頃)
- 継続時間:1-3時間
- 誰にでも訪れる自然な眠気や集中力の低下現象のこと
- 実際の食事とは無関係
- 睡眠不足や生活リズムの乱れが重なるとより強く感じられる
- 30分以内の短い仮眠(パワーナップ)や、体を動かすこと、カフェインなどで対策. 💤パワーナップ
🌇夕方ピーク/Evening Peak
夕方のピーク(Evening Peak). (Forbidden Zone). second peak
- 開始:起床後9-12時間後(15-18時頃)
- 継続時間:2-4時間
- 🔌実行機能のピーク. やりきる作業.
- 体温がピークに達する時間帯と重なる
- 夕方初めに覚醒度のピークが起こる
- 昼寝で眠りにつくことが最も困難な時間.
best practice
- 午後遅くにも光を浴びる
🌃DLMO
DLMO(Dim Light Melatonin Onset). メラトニンウィンドウ(rise app).
- 薄暗い光の中でのメラトニン分泌開始.
- 就寝2-3時間前.
二相性覚醒パターン(Biphasic rhythm of alertness)
二相性のサーカディアンリズム. 午前中と夕方にピークが現れる.
指標
- 🌡体温
- 深部体温は1日で約0.5-1℃変動
- 早朝が最低で夕方17-19時頃が最高になります。この体温曲線は認知パフォーマンスと強く相関
- 🫀心拍変動(HRV)
- 交換神経/副交換神経
- 🫀心拍数(HR)
- https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39807770/, これはFitbitの24時間データをつかってる.
サーガディアンコントロール
戦略的な調整方法.
- サーカディアンリズムは主に起床時間と朝の光暴露で調整される
ウルトラディアンリズム
超日リズム)とは、1日の中で数十分から数時間(主に90分前後)の短い周期で繰り返される生体リズム
体内時計の90分,20分のリズム.