Jazzとは
影響元
- 🎼ラグタイムの発展.
🎺Jazzy
ジャズの特徴
- テンションコード
楽器編成
🎺Jazz音楽史
起源と初期(1890年代-1920年代)
- ニューオーリンズで誕生:アフリカ系アメリカ人のブルース、ラグタイム、マーチング音楽が融合
- ルイ・アームストロングらによるソロ即興演奏の確立
- シカゴ、ニューヨークへ広がり、「Jazz Age」が到来
スウィング時代(1930年代-1940年代前半)
- ビッグバンドによるダンス音楽として大衆化
- ベニー・グッドマン、デューク・エリントン、カウント・ベイシーらが活躍
- Jazzが最もメインストリームな音楽に
ビバップ革命(1940年代)
- チャーリー・パーカー、ディジー・ガレスピーらが主導
- 複雑なハーモニー、速いテンポ、知的な即興演奏へ
- ダンス音楽から聴く音楽への転換
クール/モダンジャズ(1950年代)
- マイルス・デイヴィス「Kind of Blue」などモード・ジャズの登場
- ウエストコースト・ジャズ:よりリラックスした洗練されたサウンド
- ハード・バップ:ソウルフルで力強いスタイル
前衛/フリージャズ(1960年代)
- オーネット・コールマン、ジョン・コルトレーンによる調性からの解放
- 実験的で自由な即興演奏
フュージョン時代(1970年代-)
- ロック、ファンク、R&Bとの融合
- マイルス・デイヴィス、ウェザー・リポート、ハービー・ハンコックらが牽引
- エレクトリック楽器の導入
現代(1980年代-現在)
- ネオ・クラシカル:ウィントン・マルサリスらによる伝統回帰
- スムース・ジャズ:ポップ寄りの商業的成功
- ヒップホップ、エレクトロニカなど様々なジャンルとの融合が継続
🎺スウィング
ビッグバンドのリズムセクションが一体化し、身体を揺らす「スウィング」感を形成.
マイクロな「ズレ」の快感
- 一定ではない微細な時間揺らぎ(microtiming)がある。
- ベースやドラムが**リズムの縁(edge)**で押したり引いたりする。
- 脳がそのズレを「追いかけよう」として、運動系が自然に反応する。
このちょっとズレた予測と修正のプロセスが、スイング特有の「心地よいノリ」を作る. ハネる感覚.
Jazzジャンル
🎺デキシーランドジャズ
ニューオーリンズ・ジャズ. アメリカ、ニューオリンズに誕生したJazz. 原点.
- 1900〜1920年代
デキシーランドスタイル
五人六人の少人数. ジャムバンド. ジャムセッション.
🎺聖者の行進
代表曲.
🎺ルイ・アームストロング
サッチモ.
🎺スウィング・ジャズ
- 1930〜40年代
- ビッグバンド(大編成)によるダンサブルなリズム
ビッグバンドスタイ
代返生
ベニーグッドマン
🎺モダン・ジャズ
🎺ビバップ/Bebop
- 1940年代
- 小編成で、超高速・複雑な即興演奏を重視。
- サウンド: スウィングからの反発。難解なコード進行と自由なソロ。
- 代表: チャーリー・パーカー、ディジー・ガレスピー
- 雰囲気: 聴くジャズ。芸術的で知的。夜の都会の香り。
- ビバップの登場により、それまで「大衆音楽・娯楽音楽」のみを演奏するとみられていた黒人音楽が、「芸術音楽」も演奏できると認識を改めさせる契機.
🎺クール・ジャズ/Cool Jazz
1950年代前半
- 特徴: ビバップの激しさを抑え、静かで滑らかな表現。
- サウンド: 音の間(ま)やハーモニーの美しさを重視。
- 代表: マイルス・デイヴィス(『Birth of the Cool』)、チェット・ベイカー
🎺ハード・バップ/Hard Bop
ハード・バップ. 1950年代後半〜
- 特徴: ビバップにソウルやゴスペルの要素を加えた、熱く人間味のあるスタイル。
- サウンド: ブルース的でリズミカル、黒人コミュニティに根ざした感情表現。
- 代表: アート・ブレイキー、ホレス・シルヴァー、マイルス・デイヴィス『Kind of Blue』
- 雰囲気: 熱くてスピリチュアル。多くの人が「これぞジャズ」と感じるスタイル。
モード・ジャズ
1960年代
- 特徴: コード進行ではなく「モード(音階)」に基づく即興。
- サウンド: 空間的で瞑想的。
- 代表: マイルス・デイヴィス『Kind of Blue』、ジョン・コルトレーン『A Love Supreme』
- 雰囲気: 哲学的・宗教的。瞑想やヨーガにも通じる深み。
フリー・ジャズ
1960年代後半
- 特徴: コードもテンポも捨て、完全即興で表現する。
- サウンド: 混沌として激しい。感情を爆発させる。
- 代表: オーネット・コールマン、ジョン・コルトレーン後期
- 雰囲気: 前衛芸術のよう。聴く人を選ぶ。
🎺フュージョン
1970年代〜
- 特徴: ジャズ+ロック+ファンク+電子楽器。
- サウンド: シンセやエレキベース、エフェクトを駆使。
- 代表: マイルス・デイヴィス『Bitches Brew』、ウェザー・リポート、ハービー・ハンコック
- 雰囲気: テクニカルで現代的。DJやクラブ文化にも影響。
🎺コンテンポラリー・ジャズ
現代ジャズ. 1980年代〜現在
- 特徴: 伝統と電子音楽・民族音楽などが融合。
- 代表: パット・メセニー、エスペランサ・スポルディング、上原ひろみ
- 雰囲気: しなやかでジャンルを超越。映画音楽やLo-Fiにも影響。
🎺Nu Jazz
Nu Jazz/ニュージャズ. 💃クラブミュージックと密接に関わる.
Jazzをベースにしたファンク, ヒップホップ, ポストロックなど. 他の音楽スタイルとの融合.
Jazzman
🎹Bill Evans
ジャズピアノ.
🎺マイルス・デイヴィス/Miles Davis
モダンジャズのいろんなジャンルでいつもいる人.
🎓ジャズ理論
- 西洋音楽の🎓和声学とは異なる系譜の音楽理論. 色彩和声.
- クラシックの和声のルールを自由化しメロディとハーモニーを即興的に扱うための体系
スケール
コードの中で安全に使える音の集合.
これを使い分けることで、ジャズは“自由な即興”が可能になる.
テンション/Tension
- ジャズ理論で最も有名な概念
- コードに「7th以降の音(9th, 11th, 13th)」を重ねて色彩感を出す
モード/Mode
スケールの性格
ジャズでは「モード」を使って、曲の感情的キャラクターを変化させる
II–V–I進行
ジャズの基本構文
ジャズでは「トニックへ帰る」感覚を生み出すためにII–V–I進行が多用.
🎵Berklee Method
近年のジャズやポップスに影響を与えた. 米国バークリー音楽大学.
ジャズ鑑賞/ジャズ批評
ジャズ音楽の鑑賞 - 野川香文
日本初のジャズ評論集.
<2025-12-10 Wed 12:48>町田図書館で借りる. 昔のクラシック音楽評論のようで楽しい.