偏差IQ

正規分布上で平均が100、標準偏差が15(ウェクスラー式の場合)または16(ビネー式の場合)となるように変換した得点

IQテストで測れるもの

  • 論理的思考: 数列や図形のパターンを理解し、それを基に次のアイテムを予測する問題などが含まれます。
  • 数学的思考: 算数の問題を解決する能力や数的パターンを理解する能力を評価します。
  • 言語能力: 語彙の知識や文法、文章の理解能力など、言語に関連する様々なタスクを用いて評価します。
  • 空間的認識: 図形の回転や折りたたみ、2次元から3次元への変換など、空間に関する認知タスクを用いて評価します。
  • 記憶: 短期記憶や長期記憶の能力を評価するためのタスクが含まれます。特定の情報や図形、単語を覚え、一定の時間後にそれを再現するような問題が出題されることがあります。
  • 処理速度: 一定の時間内にどれだけのタスクを完了できるか、情報処理の速度を評価する領域です。
  • 一般的な知識: ある程度の教養や一般的な知識を評価する問題もあるテストには含まれます。

📑IQテストで測れないもの

  • 情緒知能(EQ): 自分や他者の感情を理解し、適切に管理・応用する能力。
  • 創造性: 独自のアイディアを生み出す能力や、新しい解決策を考える力。
  • 道徳的判断: 正しいと思う行動をとる能力や、倫理的な問題に対する洞察力。
  • 実践的知識: 「常識」とも呼ばれる、日常生活での問題解決に必要な知識や技能。
  • 身体的能力: スポーツやダンス、楽器の演奏など、身体を使った技能や能力。
  • 直感: 明確な理由や論理的な根拠を持たずに得られる洞察や感覚。
  • モチベーション: ある目標に向かって行動を起こす動機や意欲。
  • 対人スキル: 他者との関係を築く能力や、グループ内での協力・コミュニケーション能力。
  • 審美的感覚: 美しいと感じるものの認識や、芸術への鑑賞能力。
  • 霊的・宗教的信念: 人生や宇宙に対する哲学的・宗教的な洞察や信念。
  • レジリエンス(回復力): 困難やトラウマから回復する能力や、逆境を乗り越える強さ。

🔖EQ

📚EQ 心の知能指数 - ダニエル・ゴールマン

EQの向上は、僕が必ず取り組まなければならない課題だ。 21:16 2006/08/05

EQに関する基本定義

  • 自分自身の情動を知る
    • 自分の中にある感情を認識する能力
  • 感情を制御する
    • 感情を適切な状態に制御しておく能力
  • 自分を動機づける
    • 目標に向かって自分の気持ちを奮い立たせる能力
  • 他人の感情を認識する
    • 共感する能力
  • 人間関係をうまく処理する
    • 組織力
      • 人間のネットワークを作り上げ調整する、リーダーにかかせない能力
    • 交渉力
      • 争いを未然に防いだり解決したりする調停能力
    • 連帯力
      • 他人に共感したり心を通じ合わせたりする能力
    • 分析力
      • 他人の感情、動機、関心などを洞察する能力

「フロー」について

自分自身を「フロー」の状態に持っていく能力は、EQの最高次の発現だ。「フロー」は、仕事や学習に情動を有効活用している究極の状態といえるだろう。

「フロー」は、すばらしい経験だ。「フロー」の最大の特徴は内面から沸きあがる喜び、歓喜といってもいいほどの喜びだ。「フロー」の快感は、それだけで動機づけになる。「フロー」のとき、人は自分の行為に完全に没入し、すべての注意を一点に集中させ、意識と行動が渾然一体となっている。また、時間や場所の観念を失い、現在進行形の仕事に関係する狭い範囲だけが知覚の対象になる。つまり、「フロー」は忘我の境地だ。

「フロー」状態に入るには、いくつかの方法がある。ひとつは、目の前の課題に意識的に注意を集中する方法。高度に意識が集中した状態は、「フロー」の本質だ。課題にとりかかる前に心を静め気持ちを集中する段階では、かなりの努力が必要になる。また、自分の得意分野で少し高めの目標に挑戦するのも、「フロー」に達成するひとつの方法だ。

「フロー」の状態の人を見ていると、難しいことを簡単にこなしているように見える。最も難しい課題が最も少量の知的エネルギーで処理されているのだ。(α波)神経回路の覚醒も抑制も、すべて課題達成に必要なレベルに調節されている。

Literature Notes

講談社

私たちの知性は、根本的に異質な二通りの認識モードが作用しあって成り立っている。「考える知性」(いわゆるIQ)は、事態をきちんと把握し、熟慮玩味し、思慮分別をつける。一方、「感じる知性」(いわゆるEQ)は、衝撃的で、パワフルで、時に非論理的な命令を出すこともある。そして、両者は絶妙なハーモニーを保って働いている。EQがうまく働くことではじめてIQはその能力を十分に発揮できるのだ。

心理学の公然の秘密として、偏差値やIQなどは、人生における成功度の予言としてはあまりあてにならない。ハーバード大学を卒業した人々を中年になるまで追跡調査したところ、大学時代に秀才だった人がそうでない人より収入や業績や地位などの点で特に成功しているとはいえない、という結果が出た。また、大学時代の成績が優秀だったからといって現在の人生に満足しているとは限らないし、友人や家族との人間関係や恋愛面で幸せとも限らない、ということがわかった。学生時代にはおそらく「秀才」の名をほしいままにし、IQ競争を勝ち抜いて東大まで進んだ人たちは、どこでつまずくのだろう。「IQは高かったけれどEQが低いのだ」というのが著者の説明だ。IQが役に立つのはせいぜい大学を卒業して有名企業に就職するあたりまで出、社会に出てから活躍するにはEQが必要なのだ。知能指数が高いからといって、まして偏差値が75あるからといって、幸せな人生を遅れるとは限らないのだ。大切なのは、自分の本当の気持ちを認識し、激情をコントロールし、失敗してもあきらめず、他人の気持ちを思いやる・・・等々の能力だ。人間が社会で活躍し幸せに生きていくうえで、IQが役立つ場面はたただか二割。あとはEQで決まるのだ。

🔖SQ

📚SQ 魂の知能指数 ゾーハー&マーシャル 徳間書店

SQをうまく使いこなせば、私たちは自分の中のより深い源や意味と再び結びつくことができ、その結びつきを使って自分よりずっと大きな目的やプロセスに奉仕することができる。こうして奉仕する間に、自分自身が救済されるかもしれない。わたしたちの一番深い救済は、自分自身の深い想像力に奉仕することにあるのかもしれない。 7:57 2006/08/07

Literature Notes

人間とは本質的に魂を持つ生き物である。「基本的な」、つまり、「究極的な」疑問を抱かずにはいられないからだ。

なぜ私は生まれてきたのだろう?私の人生にはどういう意味があるのだろう?疲れているのに、落ち込んでるのに、どうして前進しなければならないのだろう?

私たちは、とりわけ自分の行動や経験に意味や価値を見出したいという熱望に駆り立てられている。いわば、それが人間の性なのだ。意味が意味を持つためには、枠組みや境界がなければならない。自分の人生をもっと大きな、意味を与えてくれる枠組みの中で捉えたいと熱望している。

コンピューターはIQが高い。動物はEQが高い。しかし、彼らはなぜその状況になっているのか問うことはない。彼らは限界の中で動き「有限のゲーム」をしているのだ。SQのおかげで、人間は創造的になれる。状況の限界を変え、「無限のゲーム」をすることができる。SQがIQやEQと違うのは、こうした変革させる力を持つ点にある。

SQは脳の中心から働きかけ、IQとEQを総合している。SQは私たちを完全に知的な、情緒豊かな、そして精神的な生き物にする、つまり、いかにも人間らしくするのだ。

高度に発達したSQを示すものとしては、次のようなものがあげられる。

柔軟である能力(積極的かつ自発的に適応できる能力)高度な自己認識苦しみに立ち向かい、苦しみを利用する能力苦しみに立ち向かい、苦しみを乗り越える能力夢や価値に触発される資質不必要な危害を他人に加えたくないという気持ち多岐にわたる物事の間に関連性を見る傾向(ホリスティックであること)「なぜ?」とか「もし何々だったらどうなる?」という質問を志、「根源的な」答えを求める顕著な傾向心理学者が「場独立性」と呼ぶものであること。つまり、因習に逆らう器量を持っていること。