この書籍こそ、🔥虚無との戦いの元ネタとなった書籍である.
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時代背景
第一次世界大戦、ロシア革命、ファシズムの台頭
- 第一次大戦後の精神的荒廃
- 戦争の無意味さと人間存在の無力感
テーマ
- 女性解放と自立
- 👩フェミニズム
- シングルマザー
- 階級問題と社会正義
- 社会主義思想の反映
- 貧困問題
- ブルジョワジーからプロレタリアートへ
- 平和主義とヒューマニズム
- トルストイやガンディーからの影響
- 世代論と時代精神
- 個人主義の限界と非二元的覚醒
- べーとーヴェンからラーマクリシュナへ
虚無との戦い
📜行動し、戦闘することが、虚無に対する唯一の肯定なのだ - 魅せられたる魂
それは淋しい空地において、暗い闘いを行う烈々たる行動のたいまつである.
失敗も勝利も問題ではない、行動だ!
行動し、戦闘することが、虚無に対する唯一の肯定なのだ.
🖊虚無との戦いのスローガン.
📜運命!進め!自分を踏み台にしてくれたことを感謝する!そして自分はおまえについて行く、自分が運命だ - 魅せられたる魂
さあ, 進め! 人生にまたがったきびしい騎手よ, おまえの拍車でその横腹を傷つけるがいい! この子供たちの横腹を傷つけるがいい! 世界は拍車のもとにのみ進むのだ. 進まなければならない. もしおまえが立ち止まれば, おまえは倒れるのだ・・・おまえは倒れてはならない! 自分は苦悩によっておまえをひきおこしてやろう.
それは淋しい空地において, 暗い闘いを行う烈々たる行動のたいまつである. 失敗も勝利も問題ではない, 行動だ! 行動し, 戦闘することが, 虚無に対する唯一の肯定なのだ・・・
そして「名づけがたいもの」が雷鳴とともに底から現れる. 爪がくいこむ. いっさいが打ち砕かれ, いっさいがその無数の巻き髯によって探られる. 脇腹も, 眼も, 口も, 性も, いっさいが吸い取れらる. それは名状しがたい苦しみの中の, 名状しがたい死の交接の快楽である. 粉砕され, 伸びた魂は聞き, 至上の「存在」と合体する. 至上の存在は彼女を抉り取りながら, 彼女を併合する.
「おまえはわたしのものだ, そしてわしはおまえのものだ・・・」
おお, 充溢! 一致! ・・・この瞬間に, 彼女はいっさいを理解する, 善のかなたも, 存在のかなたも. 全体験が完成する. 「魅せられたる魂」の周期が完成する・・・彼女はひとつの曲がり角に, 空間にかけられた梯子のひとつの環だった. 彼女の生涯のすべての苦しみは「運命」の前進の曲がり角であった・・・
「運命! 進め! 自分を踏み台にしてくれたことを感謝する! ・・・そして自分はおまえについて行く. 自分が運命だ」
Literature Notes
アンネット・リヴェール
- リヴェール=川 -> 🌊大洋感情の比喩.
彼女はとりわけ信ずる必要がある. 人がなすことを, 欲することを, 求めることあるいは夢見ることを信じ, あらゆる嫌悪と幻滅にもかかわらず, あるがままの人を信じ, 自分と人生を信じるのだ! アンネットは, 自分が尊敬されないことよりも人生に対する敬虔の念・・・自分を失う・・・ことが耐えられないだろう. なぜならそれは力の源だからである. 行動する力なしには, アンネットは何者でもなくなるだろう. 受身の幸福は, 彼女にとっては死である. 人々の相違の本質は, ある人は能動的であり, 他の人々は受動的であるという点にある. そしてすべての受身の中でも, アンネットにとって一番致命的な受身は, 懐疑すらも知らないで「虚無」の流れに, 官能的に無関心に身を任せる快適の中に落ちつき収まっている精神的受身である・・・自殺だ! ・・・否! 彼女は拒絶する.
一つの目標に向かって躍進だ・・・未知のものか? 幻影的なものか? そうかもしれない. かまうものか! 躍進は幻影的ではないのだ. 途中で倒れてもいいのだ, 自分の道で倒れるのならば!
しかも本当の正義はその天秤の前にすわって, 皿が上下するのを眺めていることではないのです. それを判断し, 決断することです. 彼は断行してほしいものです! ・・・夢はもうたくさんです! 来たれ, 目覚め! ・・・おさらば, 空想!
彼女の中には, 根底にひとつの宿命感があった. それは意志と合致する. ・・・ (『自分の意志はまさにそうなるべきものと同じだ. なるべきものはそうなるであろう』) ・・・河の流れが私たちを運んでいく. 私たちは小舟の舵を握っているだけでいい. 舵, 小舟, 流れ, それは自分だ. 河の意志に従ってなされるのだ!
『おまえがなんであろうと・・・, 無であろうといっさいであろうと・・・自分は自分の運命の窮極までいくだろう! なぜなら, 自分の意志だけは, それだけは少なくとも自分のものだから. 譲歩しないこと. またたきしないで見ること. 前進中に死ぬこと・・・』.
一人が倒れたら, 他の一人が最後まで彼を運んで行くだろう. 自分は自分の追憶の中に, 悲しみの中に, 希望の中に, 寝ている権利はないのだ. 立て! 歩むのは自分ではない, 彼なのだ. 自分は自分の肉体を彼にあたえるのだ. しかし自分の身体の中にあって, 彼は, 死んでも, 生きていたときに進んだよりもっと遠くまで進むだろう.
ええ, 自分の傾斜を見いだすのは幸福です. 人生は他に目的を持たないのです. その他のことは, 目的地へは, 河が私たちをそこにつれて行ってくれます. 河といっしょに溶けるだけでいいのです. 何もよどまないこと! 前進する生命・・・前進です! 死の中においてすら, 波が私たちを運んでいきます.
📜人生は夢かもしれないが、稼がないことにはパンが口の中に入ってこないところではそれは夢である、さあ仕事だ! - 魅せられたる魂
「ところがまず食わなければならない。もうたくさんだ!今後は自分の稼いだパンを食うのだ。美よりも先に、平和よりも先に、戦争よりも先に、人類の未来よりも先に、口があるのだ。その口は飢えて、開いている・・・それを沈黙させろ!それを養え! 」 (魅せられたる魂ロマン・ロラン)
夢想はもうたくさんだ! 彼女は全快した・・・『人生は夢なり・・・』そうかもしれない! ・・・しかし稼がないことにはパンが口の中に入ってこないところではそれは夢である・・・彼女は寝台から飛び降りた. さあ仕事だ!
- 📑涙でパンは買えない
- 💭この世界は生きる価値がないため死ぬためにまたは復活するために真剣に努力する(24/12/09)
- 💭図書館の本を全部返却して町田図書館通いの習慣を手放す(25/06/19)
- 💭2025年7月に恐怖の大魔王はこなかった、終わりなき日常は続く、さあ仕事だ!(25/07/5)
- 📜人間の尊厳とか自己実現とか、そんなものは金がある人間の贅沢品です - クロード・ソネット
- 🔦人間は生命維持に縛られている、労働と消費は強制的反復の関係 - ハンナ・アーレント
マルク・リヴェール
僕たちはこの地上の秩序の中で呼吸しています. その秩序が不正によって腐敗しているときには, 呼吸ができるようにガラスを打ち破ることが義務です. 多数の人命を奪う, 自然に反した, 死んだ秩序, 無秩序よりも間違った秩序は破るべきです.
より高い, より広い秩序を, 来つつある人々, すでに来ている人々・・・人間, つまりぼくらの身丈に合うように作り直すべきです! 空気を! もっと多くの空気を! 善も悪も拡大しましょう! それは僕たちとともに大きくなりました. 嵐です. 嵐ばんざい!
僕が見るのは人間です, 大群をなす人間, さまよい, 身を寄せ合い, ぶつかり合い, そして足元に思想の塵埃を立てる人間です. 僕は人生の中に, ひとつの悲喜劇を見るのです. そのシナリオは突撃を指揮する人々の意思の即興に従って, 次々に, 書かれるのです. ところで, 僕は突撃隊員です. 僕は指名を受けています. そして僕の所属の部隊が勝負に, 負けようと負けまいと, 僕は最後の決勝まで行きましょう, 尻込みしないで! ぼくらは信じ, 行動し, 破壊し, 歩み, たたかわねばなりません, しかし, 前進しなければいけないんです, どんなことがあろうとも. 打ち破るんです, 自分の道をまっすぐに進むために!
マルク「人生が嘘なしにやっていけないのは, 人生が大きな幻なのはそれが真の『生命』でないからないんです. 真の『生命』はもっと彼方にあります. それをふたたび見出さなければなりません」
アンネット「それはどこにありますか」
マルク「僕の中に. あなたの中に. この真理に対する要求のなかに. この要求がどうして僕たちをとらえることができるでしょう, 真の生命が僕たちの内部で呼吸しているのでなかったら? あなたの人生はなんのためです? あなたはあなたの真理にしたがって, 生きられたではないんですか? 」
『最後まで行く』言い換えると, 途中で倒れないことだ. 倒れるには倒れても, ただ最後においてだ! 災難, 恥辱, それもいい! ただ突破するのだ, どんなことがあろうとも! 突破する? おお, 神よ! 突破してしまったら! ・・・いまから, 突破してしまったときの休息を思って, 彼は伸びをした・・・もはや存在しなくなる! ・・・それは存在した後にしてはじめてできることだ.
一番急を要するのは, 享楽することか, それとも知ることなのか? ・・・知ることだ, まず! 知らないうちに人生を立ち去ると思うと耐えられない. それは, あらゆる想像をたくましくした地獄よりも悪い絶望の夜の中を, 今後ずっとさまようのと同じだ! 空虚は知性を狂わせる. なるほど, 自然を空虚を恐れる. 知らなければならない. それとも死ぬかだ.
ところがまず食わなければならない. もうたくさんだ! 今後は自分の稼いだパンを食うのだ. 美よりも先に, 平和よりも先に, 戦争よりも先に, 人類の未来よりも先に, 口があるのだ. その口は飢えて, 開いている・・・それを沈黙させろ! それを養え!
下方へ, 忘却・・・快楽のもっとも強い餌である忘却の深淵をあこがれる! ・・・自己逃避・・・努力の回避・・・『それを自分に強いるのは誰か? 非人情なこの時代の運命? 自分はそんな時代に生きることを頼んだのか? 自分はそれを拒む! ・・・それはできない, この運命は自分だ. あの高いところによじ登るのを自分に命ずるのは自分だけだ・・・しかしあの高地に達する可能性がどれだけあるのか? しかも, 精根も尽きるほどの苦労をして, かしこに達したときに・・・疲れはて, 自分の内容が空っぽになってから・・・自分は果たして何を見出すだろうか? 何物かを見出すだろうか? それとも切り立てた稜角の向こう側は, 虚無か? ・・・』いたるところ虚無であり, 死だ! もし生きるつもりなら, 自分は身を脱して逃げ, 享楽に堕するか, それとも, 突破するかだ. 突破するのは, 向こう側になにがあるかを知ることだ. ・・・知ること, 能力を有すること! それができるだろうか? マルクは逃れることができない. なにごとにも. 快楽の中にも, 苦しみの中にも.
マルク
「僕は死にたいと思います. 死ぬのは怖くありません. そればかりか, 望んでいます! ・・・しかし犬死はしたくありません! 自分だけのためではありません! 卑怯な利己主義の宗教家や思想家のように, 自分を救うためではありません」.
「心配しなくてもいいよ! 時は来るでしょう. きみは人類のために身を捧げるでしょう. 今日はそうした機会に不足はしないからね. 忍耐したまえ! 機会はきます. 待っていたまえ! 支度をしていたまえ! 」
真実であることが彼の使命だった. 苦しみ, 迷い, 矛盾し, 倒れ, 身を汚しても, 真実であるのだ! また立ち上がるだろう. 身を洗うだろう. 真実な魂は呪われることはありえない. いよいよ死ぬときにわかるだろう・・・それまでは鍛えるがいい! おまえの肉で, おまえの苦しみで! ・・・必要な場合はおまえの身を焼くがいい, だが断じて火を消してはならない!
シルヴィ
「なんにもならないのさ. 生きるためだよ. 人生は何かの役に立つの? お腹からでて, 生まれる, 何のためにだかわからないわ. お腹を膨らせ, 食って, 恋して, 騒ぎまわるのが, 何のためだかわからないわ. 死ぬ, なんだかしらないところに入るのが, 何のためだか知らないわ・・・何のためだかわかっていることはたった一つしかない, それは人は退屈することだわ! この世で人がすることはみんな, 退屈なことを考えないというただひとつの目的のためだわ・・」
根本に, 子供のない自分の生活に対する無頓着, 人生に対する一種の怨恨の念がある・・・人生のつまらなさを何もばかなマルク輩から教わる必要はなかった・・・だから, くたばるがいい, 屍! しかし最後の息まで, 働け, そして享楽せよ!
ジョルジュ
しかしそれは遠いことだ! それに反して, 生きるのは千万遍だ, 毎日一分ごとだ. おしまいのことなどかまっている暇はない. それがなんの役に立つのか? なにがわかるものか? 自分はこれでもいいし, それでもいい. 自分の知らないことをとやかく議論するのは自分の仕事じゃない. 自分には他に興味のある仕事が多すぎるのだ. ぜひそうしたいなら, 自分のかわりに, そうしたことについて考えてもらいたい!
快楽は飲み心地はいいものです. しかしそれほどの子牛にだってできることです. いちばんいい, 本当にいいことは, 人が自分の苦しみを噛みはじめた時なんです. 舌にのせたこの味に匹敵するものは何もありません. あんたの汗をなめなさい! さあ! おやり! ・・・もっと! ・・・もっと!
Topics
- 日本でのロマン・ロラン受容のピークは1920年代から1930年代. 戦前.
評論/感想
- 魅せられたる魂 | 一般財団法人ロマン・ロラン研究所|Institut Romain Rolland
- https://www2u.biglobe.ne.jp/~rolland/unite/20_03.htm, 鶴見俊輔
- https://www2u.biglobe.ne.jp/rolland/unite/21_02.htm
Journals
<2025-06-28 Sat 21:17>メルカリで再度購入した. たぶん元々もっていたものは父親に捨てられた.- 💭魅せられたる魂とシヴァナンダヨーガに取り組みつつヴェーダーンタを味わう(25/07/22)
ロランは本当に、文体がかっこいいなぁ。僕もこんな風に書ければいいのに。内容もかっこいい。魂だ!生命だ!0:33 2006/12/25