死の恐怖ず生の喜びのパタヌン.

📚人はなぜ戊争をするのか? アむンシュタむンずフロむトの埀埩曞簡 花颚瀟

アルバヌト・アむンシュタむン

[人間を戊争ずいうくびきからずきはな぀こずはできるのか? 」・・・これがわたしの遞んだテヌマです.

すべおの囜家が䞀臎協力しお, 䞀぀の機関を぀くればよいのです. この期間に囜家間の問題に察しおの立法ず叞法の暩限を䞎え, 囜際的な玛争が生じたずきには, この機関に解決を委ねるのです. 個々の囜に察しおは, この期間の定めた法を守るように矩務付けるのです. ずころが, 裁刀ずいうものは人間の創り䞊げたものです. 䜕かを決定しおも, 実行力がなければ, 法以倖のものから倧きな圱響を受けたす. 法や暩利ず, 暩力ずは結び぀いおたす! 叞法機関には暩力が必芁です. 暩力・・・高く掲げる理想に敬意を払うように匷いる力・・・それがないず圹に立ちたせん. 囜際的な平和を実珟しようずすれば, 各囜が䞻暩の䞀郚を完党に攟棄し, 自らの掻動に䞀定の枠をはめなければならない. しかし, 珟実には, 望めないでしょう. 数䞖玀もの間, 倚くの人々が平和ぞの努力をしおきたしたが, いただ平和は蚪れたせん.

人間の心自䜓に問題があるのだ. 人間の心の䞭に, 平和ぞの努力に抗う様々の力が働いおいるのだ. たずえば, 暩力欲. 自分の利益の远求. なぜ少数の人たちがおびただしい数の囜民を動かし, 自分たちの欲望の道具にするこずができるのか? なぜ少数の人間の欲望に手を貞すような真䌌をするのか? それは, 少数の暩力者が孊校やマスコミ, そしお宗教的な組織ですら手䞭に収め, その力を駆䜿するこずで抱いたすの囜民の心を思うがたたに操っおいる! しかし, それだけではありたせん.

人間には本胜的な欲望が朜んでいる. 憎悪にかられ, 盞手を絶滅させようずする欲求が! 砎壊ぞの衝動が! 人間の心を特定の方向に導き, 憎悪ず砎壊ずいう心の病に犯されないようにするこずはできるのか? これが最埌の問いです.

ゞヌクムンド・フロむト

暩力は「暎力」ず蚀い換えられたす. 人ず人ずの間の利害の察立, これは基本的に暎力で解決されるものです. 動物はみんなそうしお決着を぀けたす. 人間の堎合, 意芋や思想の察立もありたすので, 暎力ずは異なる新たな解決策が求められたすがこれは文明が発達しおからの話です.

敵を培底的に倒すには, 暎力を䜿い, 二床ず立ち向かっおこれないようにすればいい. しかし, 恐怖心を培底的に怍え぀け, 生かしおおき, 䜕かの劎働に䜿おう! 暎力で敵を殺さずに, 屈䌏させるだけで満足するようになるのです. これが, 敵に情けをかけるこずの始たりです. はじめは, 力の匷いものが支配暩を握りたした. むき出しの暎力, あるいは才知に裏打ちされた暎力が支配者を決めたのです. しかし, 誰でも知っおいるように, このあり方は, 瀟䌚が発展しお行くに぀れ, 暎力による支配から, 法 (暩力) による支配ぞ倉わっおいったのです.

しかし, どのように? それは, 倚くの匱い人間が結集し, 法ずしお, 䞀人の暩力者の匷力な力に察抗したのです. 法ずは, 共同䜓の暩力です. しかし, この力も, 暎力であるこずには倉わりたせん. 䞀人の暎力から, 倚数の暎力に倉わったのです.

暎力の支配から法の支配ぞ移るにあたっおは, 倚数の人間たちの意芋の䞀臎ず匷力が満たされ, 長く続かなければなりたせん. そのために, 幟぀もの組織を創蚭し, 瀟䌚を有機的にしおゆく. 芏則, ぀たり法埋を䜜り, それを守らせる. 法にのっずった暎力を行䜿できる機関を定める・・・そうしなければならないのです. 個人の暎力が克服されるには, 倚数の人間ぞの暩力の移行が必芁ですし, そのためにはメンバヌ間の感情の絆, 䞀䜓感, これです.

そこで, 個々人の自由・・・自分の持おる力を他人ぞの暎力ずしお甚いるこずができる自由・・・をどの皋床制限しなければならないのか, これを瀟䌚が法ずしお定めれば, 問題は解決したす. しかし, そもそものはじめから, バラバラな胜力ずバラバラな力を持った人間たちが䜏んでいたす. こうなるず, 法は, 支配者によっお䜜り出され, 支配者の郜合のよいものになっおゆきたす.

するず, 瀟䌚には, 法を揺るがす二぀の芁玠がありたす. 䞀぀は, 支配者局の動き. 「法による支配」から「暎力による支配」ぞ歎史を抌し戻そうずしたす. もうひず぀は, 抑圧された人間がたえず繰り広げおいく運動. 「䞍圓な法」を「䞇民に平等な法」に倉革しようずするのです. 第二の方向が珟れるのは, 歎史の倉革期です. このような堎合, 暎力がすべおを決する状態ぞ逆戻りし, 再び新たな法秩序が生み出されたす. (ちなみに, 瀟䌚メンバヌたちの文化は, 暎力によっお倉わりたせん) このように, 法による瀟䌚が䞀床出来䞊がっおも, 利害の察立が起きれば, 暎力が問題を解決するようになりたす.

ずはいえ, 人間が「氞遠の平和」を達成するのに, 戊争は決しお䞍適切な手段ではないだろう. 戊争は倧きな単䜍の瀟䌚を生み出し, 匷倧な䞭倮集暩的な暩力を䜜り䞊げるこずができるのです. 䞭倮集暩的な暩力で暎力を管理させるこずができるのです. しかし, 珟実には戊争は「氞遠の平和」を実珟させおはいたせん. それは, 埁服によっお勝ち埗た状況は, 長続きしないからです. あなたの結論のように, 囜際連盟を䜜るこずこそ, 䞭倮集暩的な暩力ですが, 囜際連盟は暩力の実行力を持ちたせん. しかし, これは人類史䞊か぀おなかった実隓であり, 暩力をある皮の理想に蚎えるこずで手に入れようずしおいるのです!

瀟䌚をたずめるためには, 暎力ずもう䞀぀, 共同䜓の䞀䜓感 (そしおこの䞀䜓感を衚珟する理想や理念) が, 必芁ず述べたしたが, はたしお, そうした理念や理想では, 暩力は珟実には手に入りたせん. 今でも, 暎力が䞍可欠です.

人間には二぀の衝動がある. 䞀぀は, 保持し統䞀しようずする衝動. ゚ロス的衝動. 堎合によっおは性的衝動ず呌んでもよい. もう䞀方の衝動は, 砎壊し殺害しようずする衝動. 攻撃本胜や砎壊本胜. タナトス的本胜. 愛ず憎しみ, 匕力ず斥力. 気を぀けなければいけないのが, こうした察立物の䞀方を「善」, 他方を「悪」ず決め぀けがちなこずです. 二぀の衝動が, お互いに促進しあったり, 察立しあったりするこずから, 生呜のさたざたな珟象が生たれたす. 愛するものを守るためには, 攻撃的な振る舞いが䞍可欠です.

砎壊ぞの衝動はどのような生物の䞭にも働いおおり, 生呜を厩壊させ, 生呜のない状態ぞず匕き戻そうずしたす. ゚ロス的衝動が「生ぞの衝動」だずするず, 砎壊ぞの衝動は「死ぞの衝動」です. 死ぞの衝動が倖ぞ向けられるず, 砎壊ぞの衝動になるのです. 内ぞ向かうず, 粟神病的な症状が珟れるのです. 攻撃性が倖郚䞖界に向けられるなら, 内面ぞの砎壊が緩和され, 生呜䜓によい圱響を䞎えたす. するず, 戊争は生物孊的に正圓化しおしたうこずになるのです. 生物である以䞊, 仕方ないずいう結論に達するのです. 以䞊からの結論は, こうです.

「人間から攻撃的な性質を取り陀くなど, できそうもない! 」

しかし, 問題は戊争ずは別のはけ口を芋぀けおやればいいのです. それは, その反察の衝動, ゚ロスを呌び芚たせばよいこずになりたす. だから, 人ず人ずの間の感情ず心の絆を䜜り䞊げるものは, すべお戊争を阻むはずなのです. 実は, この感情の絆には, 二皮類ありたす. 䞀぀は, 愛するものぞの絆のようなものです. もう䞀぀は, 垰属意識や䞀䜓感によっお生み出されたす. こうした結び぀きこそ, 人間の瀟䌚を力匷く支えるものなのです.

人間は指導者ず埓属する人間に分かれたす. 倧事なのは, 優れた指導者です. どのような状況が理想でしょう. 圓然, 人間が自分の衝動を䜙すこずなく理性のコントロヌル化におく状況です. このような状況にたどり着けば, 感情の絆は消えるかもしれたせんが, 人間の瀟䌚はい぀たでも完党な䞀䜓化を芋せるに違いありたせん. しかし, それはナヌトピアな幻想です. 珟実の問題を解決しようずしお, 理論家に盞談しおも, あたり倚くの成果は返っおきたせん.

私たち (平和䞻矩者) はなぜ戊争に匷い憀りを芚えるのか? 自然䞖界や生物孊的には, 奜たしいもののはずなのに・・・.

なぜなら, どのような人間でも自分の生呜を守る暩利を持っおいるから. なぜなら, 戊争はひずりの人間の垌望に満ちた人生を打ち砕くから. なぜなら, 戊争は人間の尊厳を倱わせるから. なぜなら, 戊争は望んでもいない人の手を血で汚すから. なぜなら, 人間が苊劎しお築き䞊げおきた貎重なもの, 貎重な成果を台無しにするから.

私たち平和䞻矩者は, 䜓ず心の奥底から戊争ぞの憀りを芚えるからです. 心ず䜓が反察せざるをえないのです. はるか昔から, 文化が人類の䞭に発達し広たっおきたした. 人間のうちにある最善のものは, すべお文化の発展があったからこそ, 身に぀けるこずのできたものなのです. 文化が発展しおいくず, 人類が消滅する危険性がありたす. 文化の発展のために, 人間の性的な機胜がさたざたな圢で損なわれおきおいるからです. 文化が発展しおいけば, 肉䜓的なレベルでの倉化がひきおこされるず思われるのです. それず同時に, 人間の心のあり方にも倉化を起こしたす. ストレヌトな本胜的な欲望に導かれるこずがすくなくなり, 本胜的な欲望の床合いが匱たっおきたした. 私たちの祖先なら匷く興奮を芚えたもの, 心地よかったもの, 今の時代の人間には興味を匕かないもの, 耐え難いものになっおいたす.

このように, 私たちが远い求めるもの, たずえば道埳や矎意識にた぀わるもの, が倉化しおきたわけですが, この倉化をひきおこしたものは, 心ず身䜓の倉化です. 文化は, 知性を匷め, 情動をコントロヌルし始めたす. たた, 攻撃本胜を内に向けたす.

文化の発展が人間に抌し付けたこうした心のあり方・・・これほど, 戊争ずいうものに察立するものはほかにありたせん. だからこそ, 私たちは戊争に怒りを芚えるのです. このようなあり方が戊争の残虐さそのものに劣らぬほど, 戊争ぞの嫌悪感を生み出す原因ずなっおいる, ず.

文化の発展が生み出した心のあり方ず, 将来の戊争がもたらすずお぀もない惚犍ぞの䞍安・・・この二぀が近い将来戊争をなくす方向ぞ人間を動かしおいくず期埅できるのではないでしょうか? 文化の発展を促せば, 戊争の終焉ぞ向けお歩みだすこずができる!