Open Interest(未決済建玉)とは

市場参加者のポジションの量(ロングとショートの合計). 潜在的なトレンド(売買/値動き)のパワーの総量.

オープンインタレスト. 未決済ポジション. Open Interest, OI, 取組高. オーアイ. Open Value, OVとも.

✅現在の値動きの理由を過去のOIから読む

OIリーディングのメリットは, 現在の値動きの理由や将来の値動きの予測がOIからできること.

  • 現在の値動きの理由を過去のOIから読む.
  • OIから将来発生するであろう買い注文や売り注文の圧力を読む.

ポジションの新規と決済をOIの増減で見る

基礎知識として, OIの増減で新規と決済がわかる.

この上昇局面でロングポジションをもったロンガーはどこで利確するのか?または指値で捕まってしまったショーターはどこで損切するのか?

ポイントは, OIが増加したあとに必ず反対方向への決済注文が入るということ. そうすると, OIから将来発生するであろう, 買い注文や売り注文の圧力を読むことができる.

📐OIが増加とはポジションが構築されたということ

OIが増加したとは, ロングポジションまたはショートポジションが構築されたということ.

価格上昇は新規か決済かを見分ける場合の新規である根拠. 新規による値動きならば, その先にリバージョンが発生する確率は高い.

📐OIが減少とはポジションが解消されたということ

OIが現象したとは, ロングポジションまたはショートポジションが決済されたということ.

価格上昇は新規か決済かを見分ける場合の決済である根拠. 決済による値動きならば, その先にリバージョンが発生する確率は低い.

指値と成行の8パターンのマッチングとOIの増加と減少の整理

ショートとロングのポジション数は常に同じ. IOが増えるとき, ロングもショートも同数増加している.

価格とOIが上昇しているとロングだけが増えているわけではない. 価格が下落してOIが上昇してもロングが増えてショートも増えている.

成行注文が, 新規ロング, 決済ロング, 新規ショート, 決済ショートの4種類あり, それにマッチする指値注文も新規ロング, 決済ロング, 新規ショート, 決済ショートの4種類あるので,

  • 成行新規ロング + 指値新規ショート => +1: 増加
  • 成行新規ロング + (ロング保持)指値決済ショート => +1-1: 変化なし
  • 成行新規ショート + 指値新規ロング => +1: 増加
  • 成行新規ショート + (ショート保持)指値決済ロング => +1-1: 変化なし
  • (ロング保持)成行決済ショート + 指値新規ロング => -1+1: 変化なし
  • (ロング保持)成行決済ショート + (ショート保持)指値決済ロング => -1: 減少
  • (ショート保持)成行決済ロング + 指値新規ショート => -1+1: 変化なし
  • (ショート保持)成行決済ロング + (ロング保持)指値決済ショート => -1: 減少

OIという単位がロングとショートのペアでみたときの増加減少を示す. ロングとショートがそれぞれ1つポジションが増えるとIOが+1上がる.

  • 成行新規ロング + 指値新規ショート => +1: 増加
  • 成行新規ショート + 指値新規ロング => +1: 増加
  • (ロング保持)成行決済ショート + (ショート保持)指値決済ロング => -1: 減少
  • (ショート保持)成行決済ロング + (ロング保持)指値決済ショート => -1: 減少

ref. Open Interest - Hyblock Academy

💡OIとトレンド

OIとは潜在的なトレンド(売買/値動き)のパワーの総量と解釈できる.

上昇トレンドや下降トレンドにおいて, OIをみることでトレンドの勢いを知ることができる.

価格OIトレンド
上昇増加強い上昇
上昇停滞弱い上昇
上昇減少暴落かも
下落増加強い下降
下落停滞弱い下降
下落減少暴騰かも

上昇相場とOI増減

価格が上昇しているときのOI増減の整理.

成行指値OI
新規ロング->L新規ショート->S+1
新規ロング->LL->決済ショート0
S->決済ロング新規ショート->S0
S->決済ロングL->決済ショート-1

トレンド時上昇時の局面を上昇開始, 上昇中, 上昇停滞と3つに分類する.

開始局面(ブレイクアウト)

トレンドに飛び乗るためにいわゆるイナゴが成行新規ロングでポジションを立てる. また, ショートポジションをすでに持っているトレーダーが成行ロング決済する.

  1. [イナゴ]成行新規ロング->L + 指値新規ショート->S => OI増加
  2. [ショートカバー]S->成行決済ロング+ 指値新規ショート->S => OI変化なし

この局面では, 1のパターンが2よりも多いためOIは増加.

また, 別のポイントは指値新規ショートによってうっかリショートボジションを持ってしまったショーターの存在. この人たちは価格が上がれば上がるほど不安になってどこかで逃げるために決済する必要がある.

上昇中局面

先は読めない状態.

  • ブレイクアウトに遅れて反応した人が新規ロングを出すケース.
  • ブレイクアウトに遅れて反応した人が損切決済ロングを出すケース.
  • ブレイクアウトに素早く反応した人が決済成行ショート.
  • ブレイクアウトに素早く反応した人が決済指値ショート.

いずれにしろOIの増減はない.

  • [イナゴ]成行新規ロング + [利確]L->指値決済ショート => OI変化なし
  • [利確]L->成行決済ショート + [損切]指値新規ロング => OI変化なし

停滞局面

上昇局面の組み合わせに加えて, 決済ショートと反転に向けた指値ショートが増加する.

  • L->成行決済ショート[利確] + S->指値決済ロング[損切] => -1: 減少
  • S->指値決済ロング[損切] + 指値新規ショート[逆張り]->S => OI変化なし

S->指値決済ロング[損切]はロスカットの可能性がある. いずれにしろ, この局面ではOIは減少し, まもなくトレンドは反転する.

下落相場とOI増減

価格が下落しているときのOI増減の整理. 上昇相場の反対.

成行指値OI
新規ショート->S新規ロング->L+1
新規ショート->SS->決済ロング0
L->決済ショート新規ロング->L0
L->決済ショートS->決済ロング-1

💡OIとレンジ

see also. 💡Open Interestの停滞からレンジ相場を読む

価格が横ばいでOI増加

価格が動かないときにOIが増加するということは, 新規にロングとショートのポジションができていて, 売買注文の強さが拮抗している.

ボラティリティが高いレンジ相場. 価格はブラウン運動をするレンジ相場でボラティリティが高くなり, 📝マーケットメイク的には美味しい.

価格が横ばいでOI減少

価格が動かないでポジションがクローズされている. ボラティリティは少なく, 注文は活発でない.

価格が横ばいでOIが横ばい

ポジションのオープンとクローズが拮抗していて, ここからドウなのかはわからない状態.

💡OIと売買出来高

OIと売買出来高(Buy Sell Volume)の関係について. 売買出来高から逆算して板のデプスを考慮することができる.

OI上昇かつ価格が上昇でも, 買いよりも売りのほうが大きいということは, それはトレンドではなく, 売り板が薄かった可能性があり, そのブレイクアウトはダマシである可能性がある. OI上昇かつ価格が下降も同様.

OI下降かつ価格が上昇の場合, 売りよりも買いのほうが大きいということは, その価格上昇は売板が薄いにも関わらず損切りロングによってつり上がっている可能性がある. この状態で売りより買いが大きくなるとまもなく反転するサイン.

価格OIbvol/svolDOM
上昇増加<売り板が薄い
上昇増加>強いトレンド
上昇減少>売り板が薄い
上昇減少<反転の可能性

📐OIが減少しつつ価格上昇するならばその後に暴落がくるという仮定から導き出す仮説は売買出来高で確度が上がる.

📐OI Simple Rules

OIを活用した価格予測は, トレードに普遍的に使える法則となる.

📐裁量トレードif-thenルール

OIの増減は, その価格変化が新規か決済のどちらによって発生したかを読むことができる. OIの増加が新規であり, OIの減少が決済.

📐新規にオープンしたポジションは将来必ず決済クローズしなければならないという仮定に従えば, OI増加による価格変動は将来リバージョンが発生する可能性が高い.

現在の値動きとOIの関係から現在の値動きが新規オープンなのか決済クローズなるかを判断できる. もし新規オープンならば将来に反対方向へのリバージョンがある可能性を予測することができる.

📐OIが減少しつつ価格上昇ならばその後元に戻る(価格上昇/OI減少)

OI増加を伴わないのに価格が上昇ということは, ポジションをクローズするための決済による成行買い注文で価格が一時的に挙がっていく状態.

言い換えると, トレーダーが現在保有しているショートポジジョンを解消している. この背後には, ショートカバーの損切り(ロング決済)の存在がある.

ショートカバーによる価格上昇は, まもなく上昇前の本来の価格にすぐ戻る. いわゆる, シンプソンチャートと呼ばれるような暴落が待っている.

さらに, 売買出来高が 買い > 売りならば, 暴落の確度はさらに高い(そうでなければ暴落の確度は低い).

📐OI減少によるが下落するならば将来リバージョンが発生する可能性は低い(価格下落/OI減少)

OI減少とは決済成行注文であり, それによる価格下落は, ロングポジションを持っているロンガーの損切り決済のための成行売り注文である可能性が高い. 売買出来高が 買い < 売りならばさらにその確度は高い.

現在の価格下落の値動きは📐OIが減少しつつ価格上昇ならばその後に暴落がくるにおける暴落部分である可能性が高い. すると, 今後の値動きは予測できない. リバージョンの確度は低い.

OI Topics

OI計算方法

以下は, from. ChatGPT(笑).

It is calculated by taking the total number of new contracts added to a market during a given period, and subtracting the total number of contracts that were closed or settled during that same period.

Here is the formula for calculating open interest:

Open Interest = Number of New Contracts + Previous Open Interest - Number of Closed Contracts


ある期間中に市場に追加された新しい契約数を合計することと、その同じ期間中に決済された契約数を差し引いたものを計算することによって算出されます。

Open Interestの計算方法は以下のようになります。

Open Interest = 新しい契約数 + 以前のOpen Interest - 決済された契約数

OI確認方法

閲覧サイト

API取得

APIでは取引所が対応しているかどうかかな? 海外の取引所は提供している, たとえばBinanceはAPIで取得可能. 国内はない.

おそらくだが, 取引所が情報公開しないかぎり板情報や約定履歴からは計算できない(調査中). あるポジションが立った時, それが新規なのか決済なのかが判断できない.

Topics

ビットコインの取引指標で重要なのはOI

ref. 「大きい値幅にこだわるのではなく市場の歪みや上下当てが可能な部分だけ触る」専業トレーダー よーぶん氏 2/4|Burry Market Research|note

中でも一番大事にしているのはOIです。OIは市場参加者の未決済の建玉の量ですが、これが価格の変動に影響します。

未決済の建玉がどんどん増えれば、市場参加者が増えていると判断できるし、価格が大きく動いて建玉が減れば、多くの人がポジションを解消したんだと分かる。

そうした建玉の動きを見て、価格が反転しそうなのか、まだまだ一方的に動きそうなのか、トレンドはまだ出ないのか、といったことが判断できます。

私はOIがあるから暗号資産で稼げている。そう言えるくらい個人的には大事な指標だと思ってます。

🔗References